娘が通知表を持って帰ってきたが、オレは今まで一度たりとも見たことがない。
そもそも学校というのは、絶対評価をしていない。
絶対評価とは、個々の達成度合いについての客観的な評価だ。
例えば、クラス全員が跳び箱5段にチャレンジして、全員が飛べたら全員が5になる、という具合。
しかし、大抵は相対評価だから、誰かが5を取れば5の数は減り、誰かが4となり、4の数がなくなれば、3となり、2となり…という見るに値しない紙切れと化していく。
実際の現場では、1をつけないと校長に呼ばれ、1をつけなさい、と言われるのだ。
そして、この結果を元に親があれこれ言うのは、かわいそうというか、劣等感の植え付けで成長意欲を奪ってしまうと思うのだ。
ちなみにオレは小学校からサッカーのみにフルスイングしており、体育以外は常に最低評価だった。
よって、あれこれ言える立場にないのである。
- テストの結果
- 日々の提出物
- 日々の授業の態度
こういったおりこうちゃん度だけで決まる評価はどうなんだろうね。
授業の態度を点数化って、好きでもない先生にごますりでもしない限りオレにはできない芸当。
小学校は中学のための製品を作り、中学は高校、高校は大学、大学は企業のためのベルトコンベアーだ。
実際、高校や大学の推薦文を書く場合のアピールポイントとしては、
「私は将来こうなりたいです。卒業後は、●●高校 or 大学に進んで母校の誇りになるような人間になりたいです」
と進学先をしっかり未来のビジョンに加えることによって、母校をいかにブランド化させられる人物かをアピールすることによって評価される。
どこまで行っても製品づくり。不備(不良)が出たら、ポイ。
不良の方が面白いんだけどなー…