FOMCをきっかけに下がったドル円ですが、30分足レベルでは、下が底堅くなってきた感はある。
売り買いの優位性としては、短期では一旦、買いに優位性が出たと見て、ポイントを虎視眈々と狙っている状態。
このチャート形成からすると、110円のサポートが機能しているなら週足で見れば、今週は一旦陽線を形成する可能性が高いかなと思っている。
動きとしては、今のところ
1)リバウンドして「110.60~80」までの上昇余地あり
2)そのあと、もう一発大きく下げ、5波が完成
と見ている。
2のあとは、a→b→cと修正波があって、
1)109.298
2)108.57
3)107.47(下値最大値)
それぞれのサポートゾーンを目指していけば、イメージ通り。
トランプちゃんもQE砲を撃ちたそうなので、もしこれをやったらどうなるかはわかるだろう。QE(金融緩和)というのは、短期的に、粉飾のような形で金融と経済は復活したように見せるパフォーマンスのことだ。
麻薬と同じで打てば打つほど、効果は薄れる。けれど一度、おいしい思いをした金融ジャンキーたちは、「もっとやれ!」と催促相場となる。
以前みたいに、
「おい安部よ、おいドラギ、カネを刷れ!」
と号令してももう体力がない。
だから結局2020年代前半のタイミングで、世界的な大不況と、金融危機が重なって・・・という具合だ。
短期的には、ドルを犠牲にして、株価を上げる策なのだろうが、いよいよ準備ができている者が報われる時間帯が来るな。
今日のシナリオ
今日だけで言えば、110.10割れ付近からの買いを狙いたい。30分足で見ても、安値更新しているものの、強い下髭をつけているので、買い優位性と見ている。
110.60が利確ターゲット。
109.675の安値割れで撤退。
下落からの反発を狙いやすいポイントではあるものの、下落トレンドに転じたばかりなので、買いは早めの利確を意識したい。