前回の続き。
補足として少し書いておく。
極論に聞こえるかもしれないが、これからは観光地にあり、温泉付きの家であってもほぼタダで手に入る時代となっていくだろう。
なぜタダでも家が手に入るのかと言えば、手放す側は売却益は捨てて、維持費を放棄したいからだ。
持っているだけで年万数十万円の管理費やら税金。さらに温泉地となれば、蛇口をひねれば温泉が出てくるのだが、温泉料は年間120万円~200万円前後する。
だから相続で受け継いだ家などは特にそうだが、放棄せざるを得ない。こういうケースがこれからぼこぼこ出てくる。
AI時代の労働は価値が低くなる?
人間が汗水たらしてこれまでやってきたことをロボット君たちは何倍もの速さで効率よくこなすことができる。
そうなると、人間様がやってきた労働における価値は相対的に下がっていく。投資家という立場からすると、文句ばかり言う人間に投資するよりも、ロボット君に投資したい。
だから人間様に支払われてきた高い人件費はこれからも右肩下がりになると思う。
給料が下がり続ける背景には、根本的に「労働の価値」が下がってきているからで、全体的な賃金が下がっていけば、モノの購買力も下がり、モノを作るコストもロボット化されていけば、つくるコストも下がるわけで、モノの値段も下がる。
基本、3Dプリンターで入力するだけで今日着る服が出てくるみたいな感じだ。
未来の家はどうなるか?
そもそも家が高い理由は、
- たくさんの人が関り過ぎている
- たくさんの人の労働時間が必要
これによって、高い買い家が出来上がる。
しかし、こういった問題がクリアになれば、家はまだまだ安くなるだろう。
もちろん既存産業がこれを許さないので、抵抗はされるだろうが、大きな流れに逆らうことはできない。
結果として、人が超ローコストで生活できるようになる可能性を大いに秘めているのがAI時代だと思う。
だからそれほど稼ぐ必要はない、となる。
仕事の概念が変わる、というのはこういうことだ。
生き方が問われる時代になり、世は哲学の時代に戻ると思う。
だから家は無理して買うなって言ったんだよオレは・・・と言っても家を買うやつは誰も聞く耳を持たなかった。きっとそれくらいパッションのある買い物なのだろう。
オレも欲しい。でも今ではない。無理をして買う状態ではなく、余裕で買える状態になるまでは買わない。もらわない。これがオレ的哲学思考。