南国に海外不動産を持ち、いつでも好きな時に行ける。
そんな時、不動産をお得に買う方法がプレビルド物件なのだが、オレの経験をシェアしよう。
海外不動産(プレビルド物件)は買いか?
まずプレビルド(Pre-build)とは何かを簡単に説明すると、まだ荒野である段階から建築予定の模型だとか完成予定図を見て、青田買いすることだ。
工事がスタートする前に購入する、ということは当然、完成予定のずれこみや途中で発生する各トラブルなどのリスクがある。
そのため、ある程度の割引価格と月々の分割払いでの購入が可能な物件のことを指す。
東南アジアでは一般的な購入方法だろう。
オレはこれをフィリピン、タイ、マレーシアで経験してきたし、こういった動画を見ると、夢は広がるばかりだ。
しかしだ。結論を言おう。
海外不動産(プレビルド)の結論
悪いことは言わない。
日本人はプレビルド物件には手を出すな、だ。
この言葉には、数千万円の価値があると思っていた方がいいだろう。
ブログだからといって舐めない方がいい。オレの発言は全部ほんまもんだ。
そもそもプレビルドは投資対象とはならないし、してはならない。
なぜなら自分がコントロールできる範囲が極端に少なく、ゼロとなる可能性が決して低くないからだ。
実際、オレが見聞きしてきた多くの中年~シニアたちは完成前に手放してしまったり、ろくな交渉もできず、購入当初と大きな変更を余儀なくさて、太刀打ちできなく散ってしまったからだ。
多いパターンが、
- まず途中で支払えなくなる(没収)
- 完成後、住む人がいない(劣化)
- 建設中に建設会社が破たん
- 建設後、建設前とまったく違うルールとなる(世界の常識)
- エージェントが変わり、音信不通となる
- 売却するにも元本割れ。書類の山でお手上げ
- 中国人の巣窟化 etc
こういったことが現実だ。
幸いオレはこういったことを察知し、現地に訪れては人脈を作ったり、あれこれ動き、筋肉交渉でねじ伏せてきた。結果的に今は家賃収入を獲得し、毎年10%ずつ上がっているにも関わらず実需MAXのフル稼働状態にある。
購入した時からすると、売却するとして大体1.5倍前後(税引き計算)。そして、毎月のインカムゲイン。
文字通り、いつでも好きな時に南国ライフが実行可能に、という状態なのだが、はっきり言おう。
株を買っておけばはるかに利益が出た。
リーマンショック時からの伸び率は、某銘柄(オレが今度買うやつ)は300%上昇、最大で2000%上昇とかごろごろしている。
であれば、売却も大変、維持も面倒な不動産というのは、
- 既に完成している状態
- 自分が本当に住みたいと思った物件
- 暴落時に現金一括で買う(円高でお得に買える)
のがもっともリスクなく、また投資対象にもなり得るだろう。
いつかは海外で複数の不動産を!
という夢を抱いている場合は、やめておきなさい、とオレなら言うな。
まず管理できないよ。管理会社は信用できるどころか信用できないところの方が圧倒的に多いよ。信用できないところはグルになってるよ。これは日本とて同じか。
ちなみに日本の不動産市場は現在、住宅ローンは厳しくなってきている。
買い手が減っていけば、物件価格は当然、落ちていく。盛り上がっている時、価格が上昇している時は、皆が買いたい。
しかし、盛り下がると、誰も買わなくなる。
これがザ・ジャボネーゼだ。
オレは常に世の中がめちゃくちゃヤバイ、という時に入り、持ち上がっている時に売却を検討する。
経済合理性が伴ったアクションのみが正義だと思う。