米名門大のセレブ裏口入学事件。
寄付を積んで有名大学に入るという従来型のグレーな裏口入学ではなく・・・
とあるが、裏口入学は、よくある入学方式だってことだ。
今にはじまったことではないけれども、コネや多額の寄付金がないと入学できないシステムは存在するわけで、日本も親分のマネをして追随しているのが現状。
「がんばってもそれが公正に報われない社会があなたたちを待っています」
と話したのは、東大の入学式で上野千鶴子さんが話した通り。裏事情はよくご存じであるわけだ。
これは高須クリニックの高須克弥院長のツイッターからだけど、文科省にしても疑惑のある大学名を公表しないのは、できないなら癒着していると考えた方が自然なんだろうな。
日本でクリーンなのは、悲しいかな、国立大学くらいなのだろうな。
令和時代の人生戦略と希少人材
まず若者は、学費が高い大学など目指さなくていい。どうせ意味のない大学は潰れるだろうから、最後に残った本物大学を目指せばいい。潰れないなら学費が高いところは避けるだけだ。
日本であれば、最終的には国立(不正があったという話はまだ聞いたことがない)だとか、秋田国際教養大学といったところしか残らなくなる。
そして大学に入るなら、その先を明確にしておくのは大前提だから、あえてサラリーマンになってやろう、フル活用してやろう、という意気込みが必要となる。
日本が世界に誇れるものがあるとしたら、民間企業の技術レベルだ。
ここは世界最高峰であることは間違いないから、起業が嫌ならここを目指す。
表に出てこないからピンと来ないかもしれないが、こういったエンジニア戦士たちは、年収300万円前後からスタートして、グーグルなどに引き抜かれて、1000万円超を目指すことができるのだ。
目立たないだけで、これが実際の現場で起こっていることであって、スポーツの世界と構造は同じ。
憧れのアスリートたちのお財布事情
一方、プロのアスリート戦士たちは国内でいくら年俸を増やそうが経費にできないから、ほとんどが税金で持っていかれる。
その上、タフな世界なので、故障をしたらジ・エンドだ。オレは実際に本人たちから聞いたことがあるからこれは本当の話。
だから現役のうちに外に出て、チームを組んで(節税を駆使して)、全力で日本の税法を回避しなくては財は残せないのだ。
そして、現役引退後の器を現役時代に作っておかなければいけない。だから現役時代に本業のみならず、あの手この手でがんばるのだ(一番優位な位置にいるのは、選手を商品として仕込むエージェントだろうな)。
諸悪の根源は税金なのだが、この話はまた次回。