2012年から見た長期積立投資(外貨ベース)におけるパフォーマンスを直近7年で見ると、13.89%。
2019年のパフォーマンスは現時点では、12.7%。
ちなみにリーマンショック時(2008年)は、-21.78%でゴールド君が奮闘してくれたお陰もあって、これくらいで済んだ。
翌年以降のパフォーマンスは、
2009年:46.19%
2010年:17.74%
2011年:-9.73%
で暴落後の2年間は円高×V字回復でリーマンからの4年では32.42%。
長期積立の醍醐味は大きなショックを満期まで何度経験させて、円高バーゲンセールに乗れるかにかかっている。
オレが長期積立投資をスタートしたのは、2008年からなのだがトータルのパフォーマンスは約45.12%。
途中で債権ベースに変更したりしているため、若干数字は変わるのだが、11年で見た時の平均利率は約4.1%。
結論は、スキルによるリターンは、時として100倍以上となるから、スキル向上にフォーカスして、長期積立は忘れるくらいがちょうごいいと思う。忘れて複利がほんまもんで発動する時を待つ。これでいい。
こういう背景もあって、若い時代に不動産は買わない方がいい。
買う場合は、現金一括が基本。
不動産価格は、現預金している半分までが目安。3000万円の物件を買うなら、6000万円の預金を持っている状態、ということだ。
50代であっても、60代であろうと、現預金が100万円しかないのに、3000万円のマイホームを買うために、預金の100万円を頭金にして、
金融機関から3000万円を借りるというのは間違い。
バランスシート(収入と資産の比率)を見れば一目瞭然なのだが、(現金が少ない)早い段階で必要以上の負担を追うと、最大のリターン先であるスキルへの投資ができなくなるから、ラットレースからは抜け出せなくなる。
地震大国日本
日本は地震天国なので、巨大地震で持ち家が崩壊したらアウト。
「いやいや、その時のためにオレは保険に入っているんだよ!」
と反論があると思うが、基本的に天災は保険適用外だと思っておいた方がいい。保険会社は信用しない事だ。奴らは払わない努力をするからね。
火災保険はまず適用されない。
地震保険にしたって、あくまで通常規模、想定される範囲の損額を保証します、という非常にあいまいな解釈をされるし、異常事態となった場合、それをいち民間企業がカバーできるわけがない(というか準備されていない)。
実際、東日本大震災ではカバーしきれないから、復興特別税を25年間やらないとどうしようもない、となったわけで、保険会社の保険で守ってもらう、という考え方は基本捨てた方が良い。
保険はあくまで保険会社のためのものであって、利用者のものではないってこと(毎年約款も勝手に変わる)。