子供の運動会で親ががんばって筋肉痛、またはじん帯を痛めてしまい、ケガをする。
久しぶりのトレーニングで気合が入ってしまって、以前よりも激しい筋肉痛で回復が遅い…
こんなことはよくあるのだが、知識によってカバーできるという話だ。筋トレのみに限らず、それなりに応用が効く話でもあるので、シェアしておこうと思う。
トレーニングのダメージを最少化させるスキルはコレ(結論)
筋トレなど、トレーニングで時間が空いてしまった場合は、2~3日かけて軽いトレーニング(筋トレ)をする。
以上だ。
筋肉的に言うと、本番の前に軽く筋肉を刺激しておくと、従来のトレーニング(筋トレ)に戻っても、筋肉へのダメージが軽減されるのだ。
これは人体の興味深い仕組みとも言える。
ソース元は以下の記事(NCBIによる研究データ)。
サッと読むなら
RESULTS(結果)
と書いてある部分だけを見れば、36%〜54%も体の痛みが軽減されたのね、というくらいはわかる。
実験方法
「METHODS」によると実験対象となったのは24人の男性を対象に、筋トレの経験がない人だけをピックアップ。
当然、筋トレの経験がないなら筋肉痛は出やすいので、信ぴょう性はあるかなと思う。
ちなみにNCBIというのは、The National Center for Biotechnology Information のことで、国立生物工学情報センターによるものだから、そこそこ信頼できるのではなかろうか。
やり方は、トレーニング本番の2日前に、
- 最大パワーの10%ぐらいの負荷で予備トレーニングを行ったグループ
- 何もせずに本番で最大パワー80%くらいで行ったグループ
で比較。
MVCというのは、maximal voluntary isometric contractionのことだが、ここでは「最大パワー」と考えれていいだろう。
するとMVC10%の負荷で事前に刺激を与えていたグループの方がダメージが軽くなり、ダメージからの復帰も速かったぞ、という話です。
これは何となくわかってはいたものの、なるほどなー、と思った。時間があいた場合は、2日~3日は準備にあてる。
筋トレに限ったことではなく、いろいろ応用できそうな研究ではなかろうか。