人生で初めて体重計たるものを購入した。
今回はそのレビューとモザイクなしの結果測定。
- 進化した体重計(体組成計(たいそせいけい)が凄かった件
- BMIと体脂肪って何が違うの?
- 体組成計 = アプリと連動した最新兵器か?
- 体組成計の注意点
- BIAインピーダンスセンターってなんだ?
- 筋肉と電気の意外な関係
- BIAインピーダンス法の弱点
- 体組成計のまとめ
進化した体重計(体組成計(たいそせいけい)が凄かった件
今や体重計というのは、体重を測るだけでなく、
- BMI
- 水分量
- 骨量
- BMR
- 内臓脂肪
- タンパク質率
- 体脂肪
BMIとは、「Body Mass Index」の略で、カラダの大きさを表す指数なのだが、単純に「肥満指数」の目安となる数値だ。
BMRとは「Basal Metabolic Rate」の略で基礎代謝率(量)を指す。
BMIと体脂肪って何が違うの?
ちなみに、BMIと体脂肪率はややこしいのだが、違う。
BMIは、「体重」と「身長」の関係から「肥満度」を割り出す。
一方で、「体脂肪率」は「筋肉量」を基準にして、体における「脂肪の割合」を指す。
要するに体脂肪率とは、体重の何パーセントが脂肪ですよー!というのを数字で教えてくれるのだ。
当然、年齢や性別によっても異なるため、基準となる数値も違う。
数値が高ければ「肥満」ということになるが、低ければいいというものではないのだ。
例えば、体脂肪率10%を切るとなんだかすごそう!え、筋肉の塊ですか?
とイメージするかもしれないが、脂肪は身体を守るために重要な役割を担っているので、少なければいい、というものでもないのだ。
自分がどの位置にいるのかを把握するための数値として使おう!
体組成計 = アプリと連動した最新兵器か?
こういったものを同時測定できるのは、当たり前らしい(学生時代、これを計測するがために、部活終わりにジムに行っていた頃が懐かしい)。
当然、アプリと連動して日々の推移をチェックすることも可能だ。
使い方は、
- 体重計に乗る
- Bluetoothでスマホ(またはiPad)と連携
- スマホにデータが瞬時(2秒~3秒くらい)に蓄積されていく
- 自分の体のデータが自動的にストックされて可視化できる
こういった機能がワンセット。
スゲーとなって、アマゾンのプライムセール中に購入。
口コミなど様々と調べた結果、
「AIFit」というアプリが18項目の測定を可能にして、尚且つ見た目も洗練されていて、コスパの良いもの。
※数字が安定しないものが意外と多いのだ。
こういったワガママに対応した以下の体重計(体組成計)に決定。
これで、
- 運動する
- 適切な食事を摂る
- 体重計に乗る
- データを確認する
というサイクルを繰り返せば、理想の体型と健康を維持するのがより簡単になるのだ。
というか、維持するどころか、進化できる(はず)。
※ちなみにこのアプリで測定をしたところ、肉体年齢が22歳だった。
乗るだけで体組成計に電源が自動的に入り、自動記録する(Bluetoothで連携していない時はただの体重計だ)。
体脂肪率なども確認出来て、Google FITとも連携。電池入りなので、手元に届いたら即使用可能だ。
体組成計の注意点
説明にもある通り、ペースメーカーなど、体内機器装着者は絶対に使用しないこと。
現時点では、まだ目立った事故は起こっていないようだが、注意が必要だ。
BIAインピーダンスセンターってなんだ?
次に体組成計の仕組みを簡単に説明していこう。
まず「BIAインピーダンスセンター」なんたらと説明があるが、おそらく大半は意味不明な用語だろう。
これは、Bioelectrical Impedance Analysisの頭文字のことで、
- Bioelectrical…生体電気
- Impedance…電気抵抗
- Analysis…分析
というのがそれぞれの意味だ。
※バイオエレクトリック(生体電気)というのは、人間の五感は電気信号であって、音を聴く、痛みを感じる、手足を動かす、意識では制御できない心臓の鼓動などなど、これらはすべて細胞に生じる小さな電気信号がベースになっている。
※インピーダンスとは、交流回路で,電流の流れにくさを表す量のこと。
つまり、「生体電気インピーダンス法(分析)」というのは、
- 足裏から微弱な電流を流す
- 電気の流れやすさ(電気抵抗値)を計測する
- 体組成を推定する
という方法となる。
この場合、
- 「脂肪」はほとんど電気を流さない
- 「筋肉」などの電解質を多く含む組織は電気を流しやすい
という特性を利用して、体脂肪や肉体年齢など従来の体重計では測ることができなかった項目まで網羅するのだ。
筋肉と電気の意外な関係
筋肉組織は、電気が流れやすく、その太さ(断面積)によって電気の通りやすさ(電気抵抗値)が異なる。
つまり、
- 断面積が大きいほど電気抵抗値は低い。
- 断面積が小さいほど電気抵抗値は高い。
このことから足裏から微弱電流を流して判明した電気抵抗値と、アプリで前もって入力された身長、性別、年齢、体重から筋肉組織の長さを割り出して、
太さと長さを組み合わせることで筋肉量を瞬時に計算する、というカラクリになっている。
言ってしまえば、
- 測定時に割り出された筋肉量
- 測定した体重
- 予め入力された情報
- 統計データ
こういったものから体脂肪率などを推定するわけだ。
例えば、身長と体重が同じであっても、脂肪の多い人と少ない人では、
- 脂肪の多い人(筋肉の少ない人)は電気抵抗値が大きい
- 脂肪の少ない人(筋肉の多い人)は電気抵抗値が小さい
という具合で違いが生まれる。
要となっているのは、「電気抵抗値」であって、これをベースに分析して、体組成をはじき出しているのだ。
BIAインピーダンス法の弱点
もちろんBIAインピーダンス法で計測したからといっても、筋肉内の電気特性(電気の通り具合)は、年齢や運動習慣などによって、個人差がある。
簡単に言えば、BIAインピーダンス法だけでは、個人差を電気的に把握することが難しいのだ。
※この結果、毎回の測定時に誤差が出たりする。
一応、この問題は、タニタが
- リアクタンステクノロジー
- マルチ周波数測定
という技術を加えることで、測定毎に発生する「個人差」を電気的にデータに反映させることに成功した、となっている。
※ただタニタのレビューを読んでいると、何度乗っても体重が1キロ~2キロ毎回違う、安定しない、といった声があるから、ベストは家電量販店に直接行って計測して比べてみることだろう。
体組成計のまとめ
ちなみに今回チョイスした体組成計は購入した後に、家電量販店で他の機種(タニタ、オムロンなど)で計測してみたのだが、ほぼ同じだった。
違ったのは、体型、体脂肪率あたりなのだが、基本、朝起きてすぐと寝る直前しか計測しないので、昼前後の数値はどこまでの範囲で誤差と見ていいのかわからないので、気にしていない。
個人的には、朝一の数値として、全体のスコア(この場合は、100ポイント中の100で満点だ)を重視している。
今後、数か月、半年、1年と継続してみて、また追記したいと思う。
とにかくおススメ。
可視化は目標を達成するための強力な武器なのだ。