日本の常識は“ほぼ”世界の非常識⁉BOBOSミニマリストのつぶやきブログ

世の中の「言ってはいけないこと」はほぼ正しい。BOBOSオジサンから覚醒者たちへの遺言。

夢のリタイヤメントライフのリアルを語る

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夢のリタイヤメントライフの現実




リタイヤメントライフを考えた場合、30代~50代まではおそらくどこの国であっても、多少の不自由があっても楽しめる範囲で問題なく順応して生きていけるだろう。

 

しかし、それ以降となるとどうだろうか。子育てがひと段落終わって、これでようやく自由に・・・と思ったら食事と医療の問題が立ちはだかる。

 

今回はこの点についての感想をシェア。

 

 

 

夢のリタイヤメントライフの現実


これは個人的な意見と少数のインタビューによるものなので、必ずしもそうであるわけではない、ということを前提に書いておこうと思う。

 

例えば、フィリピンやタイなど東南アジアを中心に実際に数週間~数か月滞在してみて思うのは、日本の真冬と真夏だけ、もしくは花粉シーズンを避けて、年の4か月~5ヵ月程度、日本を離れて海外滞在する。

 

残りは日本。

 

精神面、健康面で考えた場合、今のところこれがベストな感じがしている(子供の教育先は、中学~高校からフィジーがいいなと思っている)。

 

例えば、フィリピンやタイであれば、30日間はノービザで滞在できる。

 

それを超える場合は、観光ビザを申請すれば59日間の滞在はできるからこれくらいであれば、日本から食材を持ち込んで、プラスα現地で調達すれば、カバーできる上にコストも激安だ。

 

ノービザでの滞在日数などの一覧は以下のサイトがわかりやすい。

www.tokutenryoko.com

 

 

次に移動時間を考えてみると、例えば、日本からセブまでの移動は飛行機で4時間程度なので寝て起きたら到着している。

 

一方、タイの場合は、7時間程度はかかるし、チェンマイなどに出ていく場合は、日本初では乗り換えがあるから面倒だ(歳をとるとキツくなってくるかもしれない)。

 

であれば、例えば、こんな具合ならどうだろうか?


日本 → フィリピン(セブ)で4時間のフライト(30日~59日の滞在。海三昧の日々を送る)

 

セブから → マレーシア(クアラルンプール)で4時間(90日以内の滞在。語学や趣味のスキルアップのための滞在を楽しむ)

 

クアラルンプール → チェンマイ 3時間(30日~59日の滞在。人との交流、観光などをしながらゆっくり過ごす)

 

チェンマイ → 台北 4時間(90日以内の滞在。食を楽しみつつ、健康強化に励む)

台北 → 日本 3時間(医療をメインに、のんびり過ごす)。


※ちなみに航空券は、日本 → セブはマイル使用。他は、1万円以下(高くても1万5000円程度)。


こんな具合で、1年のうち4~6か月ほど土地勘のある海外(アジアが中心)をのんびりまわる。

 

高齢になれば、滞在先の数を調整する。そして日本の滞在時間は、しっかりとした医療を受けに戻る。

 

これは現実的なライフプランではないかと思う。

 

そして、滞在コストも「準備」さえあれば、実は思った以上にかからないのだ。

 

日本の拠点は賃貸で、空港までのアクセス、アジアへ出ていく場合の距離などを考えると、九州、特に福岡あたりは便利だなと思う。

 

例えば、福岡空港からは、九州最大の駅である「博多駅」まで約5分。中心部の「天神駅」までは約10分。食べ物は美味しい。そして安い。

 

そして家賃相場も安いのだ。

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福岡 家賃相場 シングル

 

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福岡移住 家賃相場 ファミリー向け

※福岡に限らず、日本の家賃相場は今後も落ちていくだろう(最低でも3割程度の下落を見込んでいる)。

 

そして、緑も多く、アジアへのアクセスも便利で安い。

 

こういった好条件が整っているが故に、問題点もあると思うが、拠点とするには、理想的な条件が整っている珍しいポイントなのだ。

 

 

海外滞在時のコスト減を考えた場合、例えば、ロングステイの候補となる現地不動産(暴落×超円高時)を購入して、外貨(賃貸料)を獲得する。

 

ロングステイ先の将来有望な株+配当のある株を購入して、配当をのんびり享受する。

 

定期預金を組み、年利4~5%前後でのんびり回す etc

 

こういったことが難しいのであれば、I.T.を駆使して収入獲得のための柱を作り続ければいいのだ(継続あるのみ)。このケースであれば、生涯現役を貫くことも可能だ。


このように目的がはっきりしていれば、それを実現させるための方法はいくらでもあり、どれを選択し、準備をするか、次第なのだ。


永住権は必要か?

 

ロングステイライフを実践する場合、気になるのは、永住権の必要性について、だろう。

 

今は海外で銀行口座を開く場合は、VISAに加えて、郵便物が届く住所の証明、光熱費の支払い証明などが求められるようになってきているのが現状。

 

海外の銀行口座開設が目的であるなら、ある程度は、持っておいてもいいかもしれない。

 

ただ、永住権を持ったら持ったでこれがまた意外と面倒なのだ(マレーシアのMM2Hは解約した)。

 

フィリピンでは「SRRV」という永住権ビザがあるが、年間4万円のコストが発生する。

 

対して、観光VISAであれば、1年のVISAでもコストは1万円程度で、観光ビザでも住所があれば、口座開設はできるのだ。

 

VISAとはそもそも「住むことのできる権利」のことだが、住まないのに無理をして取得する意味があるのかなと思う。

 

生き方は個々の価値観によるのだが、実際にやってみた感想から言うと、日本を拠点としてアジアをのんびり移動する生活。

 

今のところこれが一番楽であり、しっくり来ているのだ。

 

※ちなみにハワイ生活は食事の問題から一か月が限界だった。コストも全体的に割高であり、チップ文化にはどうしても馴染めない。

 

追伸

セミリタイヤする方法は以前、まとめた通り。

 

www.tradelife.work