「なぜ世界一高い高速道路(収入があるのに)なのに、赤字なのか?」
これは知っておくといい。
なぜなら増税に関係してくるからだ。
前回の続き
赤字垂れ流し企業のカラクリ
道路公団が抱える巨額の赤字(借金)は、視覚的には、以下の記事などはうまくまとめられているなと思います。
1998年ベースなので、視覚的と書いています(今はもっと酷い)。
赤字の理由は、不採算路線の建設だけが原因ではなくて、役人が儲かる業務をファミリー企業(将来の天下り先)に配分してきた結果、道路公団は30兆円の赤字転落したわけです。

日本道路公団―借金30兆円の真相 (NHKスペシャルセレクション)
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だからこの30兆円の赤字というのが、実際に天下りとして持っていかれる税金だ。
天下りが悪というのはここにあって、最終的には足りなけらば(足りていても)それが増税の形で国民の生活を潰すからです。
フランスも同じ状態?
日本以外だとフランス。
イエローベスト運動というのがあって、高速道路を民衆が封鎖する動きに出た運動です。
この背景は知っておくといいだろう。
日本の高速道路はこれからオリンピックで首都高値上げとなれば、世界ダントツとなる。
高速道路以外でも、例えば健康保険を滞納したら差し押さえされるから、健康保険は税金であるし、年金も同じくだ。
高速道路は選択できるように見えるのだが、最近は 高速道路が高くて一般道が大渋滞することが増えてきている。
徐々に高速道路を使えず、なんとか自分の時間を犠牲にして移動するしかなくなってきている。行政が暴走した場合、ただただ見えないように、エスカレートするばかりなのだ。
※あおり運転ニュースなどを使って、敵がわからない、わかりづらいようになっている。
NEXCO東日本の財務をチェックして見る
NEXCO(ネクスコ)東日本の平成30年度決済概要を見て見る。
平成30年度決済概要を見ると、売り上げは約2兆円。営業利益は、純利益41億円とある。
つまり、2兆円の売り上げを出していながら、最終的に残るのは41億円。
利益率は、たったの0.2%しかないのだ。
額がデカいからピンと来ないかもしれないが、1000円稼いでいるとしたら、1000円を使って2円しか生み出さない会社だ。
自由市場では、完全に淘汰される。
しかし、これが役人の商売なのだ。
天下り先に流しておいて、0.2%だけは残していると言った方がいいだろう。
なぜ謎に公務員の給料が増えているのか、疑問に思わないだろうか?
こういったカラクリが日本には張り巡らされているため、個々のスキルを高めつつ、最も有利な生き方を熟考し、行動しなければ、知らないだけで終わるのだ。
個人の法人武装化(自営業化)。二極間での生活など対策はできなくもない。
オレの場合は、日本にいない間の生活コストはほぼゼロだ。
外貨収入+配当+家賃ゼロで食費などが日本の5分の1程度だからそれが可能となっている。
10年~15年に一度、再現性が高くなるタイミングは来るから、その間はじっと耐えて、学び、準備することだ。