人は金を稼ぐと(本能的に)散財する。
これを知っておくことは超重要なのだ。
人間は本能的に浪費をすると止めるのが難しくなる。
例えば、普段1000円のランチをしている人が、臨時収入(または宝くじなど)があった場合、自分へのご褒美として、1万円のランチを食べるとする。
この時に出る脳内麻薬は、ランチの金額が10倍になっても、脳内麻薬の力が10倍になる、というわけではないのだ。
ここで、
「あれ?思ったより普通だな。じゃあ10万円のランチはどうだろう?」
とエスカレートしていくのだ。有料級の話を書いておく。
- 金持ちになる人、貧乏になる人の見分け方はココを見るだけ
- マレーシアは数少ない優良国だ
- 自立歴10年超からわかったこと
- ワイの10年超の実生活体験記
- 以前のワイ(貧乏時代)
- 30万円の価値は3億円だった?
金持ちになる人、貧乏になる人の見分け方はココを見るだけ
大多数の人は入ってきたものを(本能的に)使ってしまう。
結果、貧乏スパイラルから抜け出すことができないのだ。
一方、例えばN国の立花孝志さん。
国会議員になったら200万円以上が振込みがあり、youtubeで毎日50万円の収入があると言っていた。
「普通はお金が入ったらみんなキャバなんかで散財するでしょ?
けど僕はそれを有権者の声に応えるために使います」
という内容だったのだが、これが答えだ。
人ではなく、国で考えてみても、先進国は、金遣いが荒い。
例えば50兆円の税収があったら、赤字国債を50兆円発行する。
それで予算を組んで、100兆円使うみたいな財政が当たり前になっている。それを使って、無駄な建物を建てたり、公務員の給与を上げたり、政府とつながってる関連会社などにお金が流れているのが「先進国」の構造になっている。
※社会保障にお金は使われないどころか年金などは削減される。
マレーシアは数少ない優良国だ
一方で例えば、マレーシア。
この国のスタンスは明確だ。
無駄な税金(消費税や高速道路収入等)を減らして、さらに
「民のために次はどこを削れるだろうか」
といった議論をするから、最終的に住む場合は、こういった国にするのがいいだろう。
民衆に過度な税負担がないため、お金が残り、節制している者は、コツコツ投資に回すことができるのだ。
一方で、あぶく銭が入る。
自分へのご褒美で散在する。それがエスカレートして、お金の滞留時間がどんどん短くなり、手元には残らない。
だから、よく自分へのご褒美を!というような自己啓発系の主張は嘘なのだ。
考えれば考えるほど、節制して、ちゃんと自分の収入内でやりくりして、それで投資金を生み出すほうが優位性が高くなるのだ。
何よりもこれを愚直にやり続けている男こそがウォーレン・バフェットであり、その資産は10兆円だ。
これが何よりの証明ではなかろうか。
自立歴10年超からわかったこと
出典 現段階の貯蓄金額(PGF生命調査より)
どこにも属することなく、淡々と自分で稼ぐ、ということを10年以上(2019年で16年目)をやっていると途中で自己破産する者も出てくるのだが、
フェードアウトする者の特徴は、道楽に励んで、散財しまくる、というのがよくある特徴だろう(遊び方が派手なら吹っ飛ぶ時も派手なのだ)。
そして、多くの人が収入があれば全部使ってしまう。
だから貯金もない。
お金は数字であり、経済にはリズムがあり、衰退期の時間帯には、こういった人たちはどんどん追い込まれていくのだ。
その個人の姿が集積し、拡大したのが借金を積み重ねる日本政府だろう。
ワイの10年超の実生活体験記
ワイの場合、少なくともこの10年は、稼げば稼ぐほど、収入が増えれば増えるほど「消費」を切り詰める、ということをしてきた。
つまり、多くの人が稼げば稼ぐほど、収入が増えれば増えるほど「生活レベル」を引き上げる、ということの逆を意識的にやってきたのだ。
なぜ定期的にアジアに出ていくのかを言えば、飛行機代などはマイルでタダで、海外の滞在費も不動産賃貸料によって十分賄えるので、生活コストを下げつつ、生活の質を上げることができるからだ。
こういうことができる場所は、
- マレーシア
- フィリピン
- タイ
この3国だろう。
ベトナムは検討中だが、キャピタルゲイン非課税で考えると、個人投資家が最終的に多くの時間、滞在する、ということを考えた場合は、
消去法として、マレーシアかタイとなるのではないだろうか。
結果、生活にお金がかからないのだ。
月15万円~20万円前後だから、入ってくるお金は世界経済をメインに再投資にフルスイングし続けられるのだ。
以前のワイ(貧乏時代)
以前は、例えば、月収50万円を稼ぐことができるようになったら、例えば、30万円前後を散財して、20万円が残る。
しかし、税金を考慮すれば、殆どが消えるから、実際はほとんど手元に残らないのだ。
となると再投資ができないから、事業や投資の拡大が難しくなり、収入(天井)が止まってしまうのだ。
ここで「収入が増えたから、よし生活を切り詰めよう」という考え方こそが正義だと経験から悟った。
そして、「稼げるようになればなるほど、生活(コスト)を見直し、
ウォーレン・バフェットのように切り詰めたくなる、というのが正しいということを知ったのだ。
この一文にどれだけの価値があるのか、わかる人だけわかればいいのだが、
30万円の価値は3億円だった?
例えば、1年で100万円を200万円に増やせた、とする。
1年で2倍だ。月利計算したら大体6%となる。
つまり、月利6%というのは、1年継続で元本は2倍になるということだ。そして、一度、この経験をすると、散財できなくなるのだ。
例えば60万円を稼ぎ、半分の30万円を使ったとする。使った額は30万円だ。そのときの額面では。
しかし、仮にこの30万円を浪費することなく、投資や自分のビジネスに再投資していた場合、どうなるだろうか?
例えば、10年間、月利6%、年間72%を継続できたとしたら、30万円の10年後の価値は、1088倍となり、3億円を越えるのだ。
※1.06の120乗
自分で稼げるようになると、こういった計算を「お金」を使う場合、常にするようになる。
この100円を浪費すると、30年後の10万円を失うのか・・・
こんな思考になっていくのだ。
つまり、10年後の10万円なり、3億円を放棄するようなもの。
だから収入が増えれば増えるほど、消費を切り詰める、という行動が生まれるのだ。
もちろん月利6%の10年継続などは普通はできないだろう。だから、月利3%前後で計算していくのが現実的だと思うが、それでもいま使っている30万円は十数年後の数億円であることには変わりはないのだ(計算上)。
- 稼ぎ、喜び、やった、と散財する人
- 稼ぎ、脇を絞め、再投資する人
ここが分かれ目となる。
富裕層とは、圧倒的に消費欲よりも将来の期待収益、つまり未来を見つづける人間たち、ということだ。
トレーニングと同じで、ぜい肉を落とし、今日という瞬間を種まきに使える人間であるかどうか、だけの違いだろう。
追伸
「芝浜」は見ておくといい。
宝くじが当たったが、それをあてにしなかった、浪費しなかったケースでこれほどわかりやすい話はないだろう。