今回は、2回に分けて教育費についてシェア。
2回に分ける理由は、KL(クアラルンプール)から一旦、帰国するので時間がタイトで書ききれない、という単純な理由なのだが、
教育費はガチで時間をかけて考えておかないと危険なのだ、という話だ。
ローン漬けのマイホームをこしらえている場合は特に注意が必要で、持ち家のローン買いは、以前にも書いた通り、人生イチかバチかの大博打的な判断に近い、ということがわかるだろう。
教育費破産の回避する方法
海外に出ると必ずと言っていいほど自分に課しているルールの1つが現地の学校を最低1つは視察する、というものだ。
※大学の場合、大体、図書館や学食は一般開放しているところも多く、学生からも直接、あれこれ聞けるから便利
こうした中でわかったのは、どこの学校がどうのこうの、というよりも、先に学校という「仕組み」を知っておく必要がある、ということだ。
そうでない場合、安易に「留学」してしまったために、挫折感と多額の出費(借金)だけを本国に持ち帰ることになるからだ。
アメリカ留学例
例えば、アメリカに留学したい!と思ったとする。
当然、英語力に自信がない場合は、現地の語学学校か、誰でも入ることのできる大学(通称、コミュカレと言って、コミュニティー・カレッジという場所)に通う。
コミュカレの場合、大体年間学費だけでも9000ドル~1万ドルかかり、2年で卒業する。
寮が併設されているなら、寮生活。そうでない場合は、ホームステイで、大体受け入れ先はシングル家庭か老人層だ。
月に1000ドル前後はかかるだろうから、2年間のトータルでもそれなりの覚悟が必要となる。
なんとか2年間、頑張って卒業後、日本的には短大卒だとみなされる(2年間で1000万円前後かかるだろう)。
そこから大学を目指すとなった場合はそこから州立か私立を選ぶことになる。
州立のレベルはピンキリで、一番下が、コミュカレ。移民を受け入れるような学校(職業訓練所)と言えばわかりやすいかもしれない。
私立の場合は、成績優秀であれば、UCLAに行けるかもしれないが、語学がいくら話せても、超難関大学に入ることができるか、はまた別の話なので、大体の外国人は、州立のミドルクラスだろう。
そうなると卒業するまでに最短で6年必要で、戦略的に立ち向かうには、高校に入ってからでは正直、難しいだろうなー、というのが個人的な感想だ。
アメリカ留学の現実
こういった現実を「現地に行ってから」知る場合は、大抵は、日本人同士でつるんで、カップルになって、楽しいひと時を過ごしたのち、膨大な時間とお金を使っただけでゼロキャリアの状態で帰国する。
これはあくまでアメリカの例だが、学校の仕組みを先に知る、ということはこれくらい重要であり、準備するにはそれなりの時間が必要なのだ。
おススメビデオの紹介
一本目は「学歴の値段」
これは見ておいた方がいい。
そしてもう1本はマイケルムーアが老体に鞭打って体当たり的に世界を回る、みたいなドキュメンタリーなのだが、これも見ておく価値はある。
マイケル・ムーアの世界侵略のススメ
ちなみに日本の場合で教育に掛かるおおよそのコストは、幼稚園から大学までご丁寧に文部科学省がデータとして出してくれているので、先回りしておおよその金額を把握しておくといいだろう。
これを前提として、次回はこれがワイ的結論や!という話に続く。
教育破産を回避する方法は3つしかないのだ。