日米のマネーの流れ(現在)と今後の動き(未来)を考えると、大体の予想はつく、という話。
わかる人にだけわかればいい、というテーマ。
日本のカネの流れ
結論だけ言ってしまえば、日本は国益までも米国に差し出しているから、債権者という位置づけとなる。
これは日経平均株価チャートを見ても明らかなのだ。
より詳しいチャートを確認する場合は、以下が便利だろう。
日経平均株価のチャートを見ても分かる通り、1990年以降、暗黒の下落&横ばい、失われた20年、昭和後期~平成にかけては何ら経済成長をしていない。
つまり、1990年から日本市場でドルコスト平均法によって長期積立をしても、トータルではマイナスなのだ。
※長期積立は決して丸投げして、放置しておけばいいというものではないのだ(これはまた別の機会に話す)
国益は米国にだだ漏れ?
つまり、日本は米国に対しては債権者だから、常に「一定のお金を請求する権利」を有するのだ。
そして、米国は借りている側なので、債務者となる。
日本は米国側に資金を貸し続けて、米国経済は日本からのカネによって、消費拡大をしてきた。
なぜ米国が世界最大の消費市場となっているのかと言えば、その裏でせっせと世界最大の金貸し国家、日本が将来「返してもらえない」とわかっていながら、貸付を継続しているからだ。
超低金利のワケ
なぜ日本が超低金利なのかと言えば、米国側からの視点で見れば、日本の超低金、またはマイナス金利となれば、いくらお金を日本から借りても、金利分を支払う必要がなくなるからだ。
だからいくら日本から借金しても怖くないのだ。
むしろ
「日本は我々の財布なのだ!」
というくらいに思っている。
こうやって金利ゼロのメイドインジャパンマネー(無限ATM)を自由に使って、米国内で無制限に消費する。
日本の金利が低ければ低いだけ米国側はメリットが拡大する。結果、米国経済は景気拡大をして、トランプおやじの支持率は上昇する。
日本としては、金利が「ゼロ」でない内は、米国に貸し付けることで、原理上は、いくばくかの資金(利子)を回収できる。
しかし、米国がこれを許さないので、ゼロ金利(金利も払いたくない)+消費税増税で、日本国民の可処分所得を削れるだけ削り、預金に向かわせ、米国側に差し出す。
日銀がゼロ金利(マイナス金利)にこだわるのは、上からの指令に従っているだけ、という構造だからだ。
ドル経済を維持するために力技でそうしている、というだけ。
よって、日本の資金は金利ゼロ、無担保で米国側に流れ続けて、最後には移動したすべての資金は、デフォルトによってチャラにされる。
こうして日本が世界最大のダメージを負い、そのタイミングで円高となり、金も高騰する。
住宅ローン0%時代到来?
さらに、今後、マイナス金利によって銀行の預金には預金しているだけで手数料が発生するから、
「預金しているだけで損だ」
と気づく者がようやく増えていくし、合法的な黒字による借金経営を駆使しているものは、融資額は勝手に目びりし、さらには、借金お礼金までもらえるようになる(かもしれない)。
家を建てるにしても、これから「戦略的に待てた人」は住宅ローン0%時代となるから、住宅ローン控除制度によって減税を受ければ、利息を払っても、おつりがくる状況が生まれるだろう。
どちらにしても、お金の流れは変わる。
その一部は金(ゴールド)により向かいやすくなるのだ。
結局、金は1g7000円、8000円、1万円と上がっていく運命にある
長期積立投資を成功させる方法に続く・・・