これは書いていいのかどうか若干悩むところなのだが、書いておく。
前回の補足と続き。
結論だけを言えば、やはりトランプおやじの目指す方へ世界は動いていく。
安倍晋三という男
幸い、安倍晋三関連の書籍は多いから良くも悪くも中立的に分析することができるのだが、安倍晋三の行動を時間軸で見ると、よくわかる。
トランプ大統領が誕生したあたりから安倍晋三の本当の戦いがはじまったのではないか、という見方をしている。
例えば、安倍内閣を構成するにも従来は「米国」とつながっている「外務省」を窓口にするのが通例なのだが、経産省に変えている(ここはまだ優秀な人材が残っている)。
外務省とは言ってしまえば、米国のエージェント(代理人)だから、そこからの指令で、今まで外務省の官僚たちは、政治家に対して上の立場として振舞えたわけだ。
だから安部首相がやっていること、やりたいことが官僚側からしたら嫌なことかそうでないかを見れば、大体わかるのだ。
例えば、TPP。
日本がリーダーシップを取りながら、アジアとの経済圏を作っていく、と言い出す。
官僚たちにとっては、
「おいおい、どうするかを決めるのは俺たちの仕事だぞ。
コロコロ変わってすぐにいなくなる政治家どもが、勝手に東大エリートの官僚様の仕事を取るなよ」
国家方針はこれからも「対米従属」であって、変わってはならないのだ。対米独立などさせるわけがないだろう」
といった具合だ。
※表に出ないだけで官僚というのは、一国の首相に対してでも、平然と学歴差別をずっとしてきているのだ。
ちなみにTPPをなぜ官僚は嫌がるのかと言えば、アメリカはトランプ誕生と共に即抜けた。
この状態のTPPは「アジア間での自由貿易」という話になるから、対米従属があるからこそ権限を持ってきたスネ夫(官僚)は、アメリカ抜きの状態では、まったく権限がなくなるのだ。
つまり、弱体化に繋がることを嫌うのだ。
さらに言えば、このTPP(正確には、TPP11)は、行ってしまえば、アジアのど真ん中に新しい経済圏を作る、ということだから、本当のことを言えば、最終的には韓国、中国、北朝鮮とも仲直りはできるのだ。
森友学園問題の本当の話
TPPエイエイオー、という動きの中で出てきたのが、森友学園問題だ。
時間軸で見ても、
2013年~2016年の前半
日本のマスコミは 安倍首相をとにかく持ち上げていた。なぜなら官僚の言う通りに動いてきたから。
2016年~
安倍叩き開始(まさにトランプ大統領が誕生した直後から)。
なぜなら中国と仲良くする(中国の建国記念式典に出席)など、反官僚の動きを見せてきたから。
だからが森友学園問題というのは、本質としては、官僚によってつくられた安部攻撃だと考える。
でも、実際のところ森友学園問題というのは、官僚の裏金問題などが絡んでいるわけで、このあたりが公となるのは、時間の問題だろう。
というのも、森友学園問題については、ボコボコにされた籠池氏の息子が本を出して(2019年9月26日出版)反逆の狼煙をあげているから、こういった部分が糸口になって、今まで隠れていた官僚たちの利権だとか闇が出てくるだろう。
そうなると、
「あれ?200年も日本を支配、抑制していたのは、とんでもない腐ったエリート老害集団だったんだな」
ということが一斉にバレていくだろう。
トランプみたいな本当の保守、田中角栄のような人物が出てこないようにしてきたのが日本の官僚たちなのだが、それもそろそろ限界。
日本もようやく、独立ができるようになっていく。
トランプおやじ(敬意を込めて言っている)は、日本の官僚たちが持っている権限を潰すには、日韓からの米軍を撤退だとわかっているから、彼のシナリオ通り「アメリカファースト」を実行する。
国内では、自民の政治家たちも日朝国交正常化、日朝首脳会談に向けて動く。
これで
「平和になったから、もう在日米軍いらないよね」
という世論を作ることができるのだ。
小泉進次郎の英語インタビュー
前回の記事を読んで、気付いた人も多いだろうが、小泉進次郎はインタビューの中で
「(トランプのおかげで)TPPを進めて、日本は各国と仲良くできる」
と言っている。
日本もリーダーシップを取っていく時代だという話をしているから、これを官僚はもっとも嫌う。
さらに、
「アメリカがTPPに戻ることは歓迎するけど、アメリカがTPPから出てくれたから、ヨーロッパがアジアに近づいてくれた。
インドやニュージーランドなど他の国とも親密になれている。だから、アメリカがTPPから出て行ってくれてうれしいよ」
ということを言っている。
だから外務官僚たちは激怒して、セクシーバッシングとなった、という経緯だろう。
マスコミに指令が出て、
今回のターゲット、ネガティブアタックは、小泉進次郎だ。奴はN国とも仲良くしているし、安倍、小沢と背後で組んで逆らおうとしているから、潰せ。
それがまさに2019年9月25日だったと。
だからマスコミに叩かれる背景はこうなっているのだ、ということが少し教われば誰でもわかるのだ。
他にも丸山穂高議員。
官僚たちと戦う姿勢を見せたことで叩かれるのだ。
こういった構造にいい加減、気付く人が増えればいいなーと思うよ。
未来の子供たちには、クリーンな状態でバトンタッチしたいものだ。