面白い時代である。
森永卓郎が年収300万円時代」を予言して15年が経つがその通りになった。消費税についても、ずいぶん前から散々言われてきたのだが、藤井聡の提言通り、本当にその通りになっている。
この動画は見ておくといい。
真冬にクーラーを入れて冷やし切ってきた結果が今だからより理解できるだろう。
藤井聡氏の消費税増税に関する国会動画
先進国の好景気は演出(嘘)だった?
先進国(アメリカ・欧州・日本)はカネを刷りすぎて、統計操作しなければ、好景気が演出できない状態だ。
本当の姿は、リーマンショックの時に、すでにドル(米国債券市場)は終わっていたのだ。
それを禁じ手(QE)を使って「グローバル」にアベノミクス、ドラギノミクスというネーミングで買い支えをして、延命措置を行って本当はすでに破壊されいる米国債券市場を持たせてきた、というのが本当のところだろう。
ただこれがバレてしまうと、トランプオヤジは再選が危うくなる。
よって、再び禁じ手に着手して、米国株が上がる仕組みを作った。
企業は社債を発行して、その社債(債券)をFRBが買う。
買うから、ドルが市場に流れる。
「買いまくる玉」
をパウエルおじさんを抑え込んで出来るようにしてしまった。
その流れたカネを使って企業は自社株買いをして、株価が上がる。
こうして、先進国の株だけはなぜかじりじりと上がっていき、偽装好景気が演出されるのだ。
だからこの偽装好景気は拡大するだけ拡大して、ある時、フラッシュクラッシュのように一瞬で崩壊する。
そしてこのダメージを最も受けるのは、偽装好景気を演出してきた先進国となる。
EUから強行離脱したいイギリスの本音
ブレグジットしたいイギリスの本音は、早いところ欧州から逃げたい。しかし、またしても先送りされた。
なぜイギリスはこんなことを繰り返すのか?
なぜなら「ドイツ銀行」という特大爆弾(水爆)を抱えているからだ。
仮にこいつが爆発した際にEU全土で負担することになるであろう「超巨大負債」から逃げたいのだ(この負債は返せる額ではないのだろう)。
だから早く逃げて逃げて、中国と仲良くしたい、というのが本音だろう。
だから先進国の歴史というのは、中期では繁栄したが、長期的には、バブル崩壊で延命も限界に達し、衰退という流れになっていく。
バブルの寿命は歴史的に見てもそこまで持たないから、大事なのは、現時点で、先進国が衰退後の準備をしている国を狙っていく、となる。
親分と子分はこうして決まる?
例えば、中国やロシアは金(ゴールド)を買っているからわかりやすい。
ほかにもAIIBやBRICS開発銀行の設立などの動きからしてもそうなのだろう。
こういった次の時代の中心となり得る「金貸し親分」地帯は知っておくといい。
なぜなら、カネというのは、貸している者が上(親分)であって、借り手は親分には逆らえないのだ。
※だからイギリスが中国と手を組むということは、中国が親分となる。
世の中みんな平等は嘘だ。
債権者は常に債務者よりも強いのだ。
戦争と同じ。
ある国や地域が負けた場合、もしくは経済的にうまくいかなくなって破綻状態となり、支援を受ける、ということは「債権者と債務者の関係」になるから逆らえなくなる。
2019年はこの動きがようやく鮮明になってきた、というところだろう。
こういうことがわかると、近い将来に起こるだろう自体を想定しているイギリスには危機感があり、EUから離脱したい、という意味がわかってくる。逆に言うと、それくらい欧州「も」危ないのだ。
黙って金(ゴールド)を買い続けなさい、とはそういうこと。