埼玉県補選が終り、立花孝志はゼロ秒落選という形で終った。
さらにNHKから受信料の支払い求められ提訴される、というおまけ付きだ(これは効果なしどころかさらにNHKは追い付けられるだろう)。
NHKが【立花孝志】を東京地方裁判所に提訴した件について
※NHKから請求書が届いている場合の対応法を教えてくれているから、時間がない場合は、17分以降からチェックしてみるといいだろう。全国から請求書を集めまくって「ゴミ爆弾」とするようだ。
落選については、本人も想定していたので、ワイとしては非常に良い「負け方」ができたのではないかと思っている。
収穫はマスコミに黙殺されても、蓋を開ければ16万8289の票を取った、ということだ(宣伝効果の威力が把握できたはず)。
さらに、次なる戦場は海老名市長選挙で、その公約が面白すぎるから書いておく。
この一連の動きの終着点に日本の大改革が待っている可能性は大だから知っておくといいだろう。
立花孝志、海老名をドバイにする
まずこれを見て欲しい。
【海老名をドバイに】海老名市長選挙出馬会見NHKから国民を守る党 立花孝志
こっちは余裕がある場合のみで。
立花孝志 海老名市長選挙出馬会見
立花孝志が海老名市の市長となった暁には
- NHKの受信料を未払い(踏み倒した)世帯に年間5万円の助成金
- 海老名市職員の給与を2倍にしてNHK職員並みにする
そして
「神奈川県海老名市を日本のドバイにする!」
というのが公約だ。
つくづく面白いことを言うオヤジだ。
報道先によってはNHK(既得権益)が怖いから助成金については触れず、職員の給与2倍という公約だけを流して報道しているところもあるから、それもまた面白いのだ。
あえて勝たない戦法
海老名市を立花王国、海老名ドバイとすると言っているのだが、これはまた立花オヤジは失敗するつもりだろうな…
本命はここ(海老名市長選)ではなくて、衆院選で戦う際の予行練習であり、その時の(面白い)公約の地ならしだろう。
だからこそ、致命傷にならない、大勝するために必要な小さな負け(でも宣伝効果がある)を稼いでいる感じだ。
宣伝効果をMAXにする方法
YoutubeでもSNSでも、面白い切り口であれば基本OKだ。
政治なら、面白い政策をぶつけるのがセオリー。
支持するしないに関係なく、突っ込んでしまうような、笑ってしまうような、それでいて話題になる政策。
これを声高らかに掲げていけばいいのだ。
とにかく注目は、
海老名市の職員の給与を「2倍」にして「NHK職員」並みにする、という部分だ。
これをやると、知らない人からすると、
「NHK職員ってなんでそんなに給与が高んだ?」
「あれ受信料が原資となっていて、年収は1400万円?おかしくね?」
という感情になるだろう。
だからこの公約そのものが反NHKとして意図的に作られているのだろう。ちなみに海老名市の公務員の給与は地方公務員の平均よりも高くて、650万円~700万円だから
どっちの給与(年収)を調べても地方族はびっくりするようになっている。
和製トランプここにあり?
ちなみに立花オヤジの政策は米国の親分、トランプおやじと同じだ。
直近の実例で言えば、中東の米軍撤退だろう(偉業だ)。
これは「利権」を破壊するための戦略で、「過激」にやって、あえて「失敗する」戦略なのだ。
以前にも書いたが、
「本当に戦争をなくすにはどうすればいいか」
これと原理は同じなのだ。
※よし、戦争をやろう!と言えば、戦争は失敗するのだ。
官僚や軍産というのは「緊迫状態」と「徐々に変化させる」ことを好むのだが、逆に「過激」にやられると困るのだ。
例えば、消費税の推移を見てもわかる通り、
3%
5%
8%
10%
15%
20%
とどこまで上がるのかは不明だが、徐々に上げていくことで、民衆は諦めるのだ(完全に諦めてからまた徐々に世論を固めてい)。
この社会工学は人間をいかに支配し、コントロールできるか、という研究がされていて、消費税はまさにこれが応用され、成功している例なのだろう(だから上がり続ける)。
これを壊したい場合、「徐々に不利益に慣らす」ことの逆をやる必要があって、過激にまず言っておいて、着地点はそのあとで決めていけばいいのだ。
まさにトランプおやじがやっていることだ。
結果、官僚、軍産は振り回されて、中東から米軍撤退という偉業が達成されたわけ。
だからトランプおやじにノーベル平和賞というのは、素晴らしいことで、
中東
韓国
日本
からの米軍撤退で、ノーベル賞なら、軍産官僚たちは利権を失ったことを意味するから、地球人の大半にとっては、とてもいいことなのだ。
立花孝志の公約になぜ公務員が入るのか?
反既得権益派の男がなぜ急に既得権益側に回ったかのように、
「公務員の給与を倍にします!」
と言い出すのか、と言えば
「過激」に言って「失敗(崩壊)」させることが目的だからだ。
本人は「まだ」言っていないが、これが本音だろう。
投票数が示す未来
今回の埼玉県参院補選はそもそも投票率20%で選挙が成り立っていることが不思議だ(1クラス30人いて、6人しか投票しない感じ)。
結果、上田軍の「組織票」は強かったのだが、それでも立花軍は約17万票を取ったことは快挙だろう。
有権者数は約600万人の選挙区で、約17万票だから、3%前後取っているのだ。
マスコミ(世間)であれだけ叩かれているN国党にわざわざ票を入れるのだから、その思想は、明らかに
「気に入らないところはあるけれど、お前しか託せるやつがいない」
「既得権益をぶっ壊せ!」
とトランプおやじの大統領選と同じような流れなのだ。
参院選挙前はざっと10万票前後。
それで今は約17万票。
この拡大スピードたるや負けたものの「異常な伸び」なのだ。
マスコミは喜んで立花ゼロ秒落選を報道して、(投票率を上げたくないから)埼玉県参院選補選中はほぼ報道なし。
それで17万票。
わずか3か月程度でこの伸びであれば、近い将来、安倍首相の解散をにらんだ衆院選でN国党は「議員数」を伸ばし、既得権益を壊しに向かうだろう。
そうなる時は、
「トランプ VS ヒラリー」
という状況になるだろうから、ほとんどの大衆の期待(ヒラリーの勝利)は見事裏切られ、近年中に日本がざわつくことになる日が来るだろう。
追伸
冒頭で紹介した動画(5分)の中に仲良くさせてもらっている(らしい)、
「竹原信一」
という名前が出てくるのだが、竹原信一は以前、マスコミに徹底的にリンチされた男だ。
これがまた面白いのでもう少し書く(次回)。
日本が変わっていくプロセスはこうなんだな、ということがわかるので、知っておくといい。