先に結論から言うと、アメリカも日本も欧州も株価は上がっているのだが、これはすべてフェイクだ。
「実体経済」は不況そのものだから、という単純な理由。
これは単純な移動による比較でわかるのだが、例えば、東南アジアの「活気」と比べた場合、先進国の活気は極端にしぼんでいるのだ(空港に降り立った段階でもわかる)。
だから、先進国は日本だけではなく、アメリカも欧州も実はリーマン・ショックからずっと不況なのだ。
結論:
今後の世界を生き抜くうえで、確固たる軸(シナリオ)を持っていないものは、もう浮上できないだろう。
今回は未來に起こるであろうコイツ(債券主導の超不景気)とどう向き合うかの話。
ドル円もシナリオがすべて。これが崩れたら撤退。崩れなければ、継続。シンプルイズベスト。24万円くらい。
先進国はオール粉飾好景気?
10年以上かけて、先進国の不況は進み、顕在化しているのだが、「株価」がそうなっていないのは、トランプおやじによる好景気粉飾政策があるからだ、ということはこのブログを読んでいる者であれば、薄々わかっていることだろう。
来年の秋ごろからは大統領選挙に向けてのトランプ砲(減税×50年物国債発行×利下げ)がさらにさく裂するから、さらにバブルだろう。
しかし、ここで「過激に」バブバブさせることで、その先に待っているのは、現代の金融システムの崩壊だ(崩壊するかはわからないが、このあたりから暗号通貨がようやく使えるようになるイメージではいる)。
この衝撃波によって10年前後はダメージから立ち直れないのだろうが、それでもワイはトランプおやじを支持したい。
なぜなら世界の不況の最たる原因はアメリカがずっと一国覇権、基軸通貨(一国支配)体制だったからだ。
北朝鮮はわかりやすいし、フィリピンもそうだ。
日本などは暗黒時代をずっと彷徨っているし、バブルの後のことを考えると、
「あれれ、ワイの時代は生まれた時から「失われた時代」で、その後も暗黒時代?」
とさえ思えてしまう。
だから長期的に見ればアメリカが覇権を放棄していくと成長を抑えられていた国々でも経済はしばらく(10年くらい)は大変でも長期的にはよくなっていく。
戦争をしなくても、純粋な成長によって経済(カネ)が回る世界。
だからワイはトランプおやじを支持しておる。
キレイごと抜きの政治手腕が世界を救う?
だから
「アメリカは本当に不況なのに、それでも株価を吊り上げて好景気を装うとする」ことについても賛成なのだ。
利下げにかじ取りを取った以上、世界的な低金利時代に突入していく。
アメリカの債券金融市場がリーマン・ショック以降立ち直るためには「実需」をなんとか作り上げて、実需に裏づけされた成長が必要だったのだが、結局何もできずこれも頓挫した、いや頓挫させた、という感じ。
トランプおやじも「アメリカに再び栄光を!」と表向きは言うのだが、実際は違うのだ。
だから「米中貿易戦争」なんかも本当のことを言うと、故意に作り上げられた茶番だ。
やる前から製造業不況が来ることは想定できたわけで、これをあえて「過激」に悪化&加速させたのは、トランプの仕業。
その結果、トランプおやじは
「FRBよ!QEをやらないとヤバいぞ!アメリカの企業たちが潰れるぞ」
と声高らかに言えるようになった。
普通は製造業(生産総額)が落ち込めば株価もつられて下がっていくのだが、NYダウは謎に高く、25000ドルを突破し、27000ドルをつけて、30000ドルを目指しているような感じさえする。
先進国のリアル
アメリカでは「tent city(ホームレス村)」があって、ブルーテントを広げて暮らしている人(元教師など)が増えている。
日本の場合は、ホームレスと室内生活の中間みたいな感じでトランクルーム(貸し倉庫)で暮らしたり、ネットカフェに住む人たちが水面下にて、大体中年世代で増えている。
ちなみにワイなら移動可能なタイニーハウスを選ぶだろうな。
198万円から買える。
牽引免許は不要。
普通乗用車での牽引も可能だ。
さらに10㎡以内であれば建築確認申請は不要だ。
生活するとなると、水回りの問題があるのだが、日本ではそこら中に道の駅やら温泉があるから問題なしだろう。
もしくはワンランク上にして、600万円前後を検討すればクリアできる。
先進国貧困化現象
アメリカと日本と欧州。
この地域が特に貧困化が進んでるというのが実態。
ちなみにワイはよくフィリピンにいるのだが、最近よく聞くのは、欧州からタイ、フィリピン、マレーシアに移住してくる者たちだ。
だから皮肉なことに新興国が既存の先進国の人間の避難所になってしまっているのだ。
見せかけバブルはいつまで続く?
選挙を控えている以上、来年の秋頃までは「トランプ粉飾」を続くだろう。
日経平均なんかも同じくかなりあがっているのだが、日本人のリアルは各種税金や物価上昇で生活が苦しくなり、消費力がとことん落ちているからアメリカと似たような現象が起こっている。
このリアルで残酷な現実の中で「QE」を発動したということは、リーマン・ショックで債券市場が崩壊して、
実際は「死んでいる人」に栄養を与えて植物人間状態で「生きている」ように見せてきたのだが、さらに(債券市場に)「モルヒネ」を打って、延命させた、ということだ。
だからしばらくは「生きているように」見える。
しかし、そのあとは見たこともないような金利高騰のシナリオが発動するだろうから、注意しておくといい。
台風と一緒だ。
逃げる準備をしておきなさい。
金融においては、この「逃げる」が結果的に大勝となる逃げ方があって、それは何度も書いてきた通り。