先進国の低迷をよそにこれから東南アジアは一気に(先進国のエンジニアたちによって)最新技術を集結して、強い需要を生み出していく。
だから世界では、
「tech(テック)格差」
が進んでいく。
techとは「ハイテク」の意味。
日本は「旧式」のインフラは確かに綺麗だが、これからは道路が多少弱くても(綺麗でない国であっても)空中タクシーで移動する時代に入っていくから、インフラの概念は徐々に3次元的となり、さほど大きな問題ではなくなっていくだろう。
だから、ここでも
- 空中タクシーを使える国
- 空中タクシーを「使わせない」国
ではテックの格差が出てきて、生活の利便性、幸福度はかなり違ってくると思う。
オーディオ編
日本の公共交通機関って本当に便利か?
日本の公共交通機関は便利だ!と言うが、例えば、タイやマレーシアではその公共交通機関に使う額は半額程度だ。
そして、ライドシェアで車で「自宅」から「目的地」まで移動できる。
どう考えても、日本の「便利さ」というのは徐々に「旧式」となりつつある、と言わざるを得ない。
もちろん距離が延びれば新幹線などは便利なのだが、これも新技術が東南アジアでは導入されていき、いずれは
「おいおい、日本の新幹線ってなんでこんなアホみたいに高いんだ!」
という疑問が出てくるだろう。
一方日本を除くアジアは、生活の利便性、人のスピードが超快適になっていき、所得も上がっていくから、生活の拠点をアジアに置いておくだけで、楽しい未來を享受することができるのだ。
言い換えれば、
- 規制規制、とかうるさい国
- 起業家や投資家を大事にしてイノベーションを推進する国
では、完全にテック格差ができて、豊かに、快適に、低価格で暮らせる国は完全に後者だということになる。
だから、移住やロングステイのように長期間滞在するなら、起業家や投資家を大事にする国に住むべきなのだ。
アジアをうまく活用すると幸福度が上がる?
あと4年で人は無人で空を移動し、無人バスが街中を走り、交通ストレスゼロ社会が実現する。
もちろんどこかで事故、墜落は起こるだろうが、空中タクシーには、一応「パラシュート」も常備されいるから、パラシュートは念のために練習して、遊びでダイブできるようにしておくといいかもしれない。
あと面白いのは、いよいよ5Gの世界では、旅行は行かなくてもVRで出来るようになる。
だからじーちゃん、ばーちゃんも自宅から旅行を楽しみ、テクノロジー生活を享受することができる。
こういう変化を起こしていくのが、最近のアジアの国々なので、日本人は「日本」という国の小さなメリットを享受しながらも、他のメリットを個人で獲得しに向かえばいいだろう。
Grab food(グラブフード)が激ヤバだ?
前回、ワイが使っているアプリを少し紹介したが、これぞテック格差の最たるものだと言える。
これによって自宅はもはや「レストラン」となり、料理をしたくなければ、サッとGrab food(グラブフード)を立ち上げて、好きなレストランのすべてのメニューから食べたいものをポチ子するだけだ。
もちろんレストランで食べるよりも割増なのだが、配達料金は50円~150円程度だ。
だからもう海の向こうでは、「自宅をレストラン化できる時代」になっているのだ。
超絶便利な時代に突入しているのだが、日本ではあまり知られていない。だからこそ、これをうまく活用することで、人生は豊かになりやすいのだ。
追伸
ちなみにワイがよく行く場所のひとつにフィリピンのセブがある。
ここのデメリットは、輸送システムがほとんど役に立たないということだ。
郵便物は届かない(放置、または紛失)。Amazonも利用できないから、アレクサに本も読んでもらえない(マレーシア、タイ、ベトナムなどにもアマゾンはないから、海外配送で配送業者にがんばってもらうしかないのだが、配送業者がルーズだと届かない、という事態となる)。
そして、ネットが遅い。
などなど、まだまだ昭和の感じは残しているのだが、ここにもシンガポール資本が入ってきており、アマゾンの変わりとなるのが「LAZADA(ラザダ)」だ。
これでオンラインショッピングはクリア。
フードデリバリーサービスも、他のアジア同様、「Food Panda(フードパンダ)」が使えるが、フードパンダのデメリットは、闇雲に提携レストランを増やしたがために配達が遅れがち。
よって、最近では「Honest Bee」の方が早くて便利だなーと思っていたのだが、ここにあのGRABが入ってきたのだ(セブは毎日、Grab移動だ)。
Grab foodの使い方は、Grabアプリを起動させて「Food」のアイコンを選択するだけだ。
※デリバリーできないところには、foodのアイコンは出ない。
ポチ子して、1時間程度待っていればOK。だから、日本だけに住む意味はないのだ。
持ち家族たちの本音
持ち家に関しても、国内に持つのは、リスクが高すぎる、と感じるのはこのあたりが多大に影響しているのだ。
もっと言うと、人は年をとると、「広い家」は苦痛でしかなくなるのだ。
これはワイの実体験による調査なのだが、限りなく100%に近い確率で、60歳を超えたオッサン盟友らはこう言うのだ。
「子供が出て、パートナーと二人だけの生活になると、広い家は苦痛だ。掃除も大変。二階にも行かなくなる。過去の遺物が多く、片付けることも億劫で気持ちが悪くなってくる。とにかく小さい部屋に移りたい」
売れるならまだしも売りたくても売れない、二束三文となっていくのが日本市場であり、20年~30年後には、家は余りまくっている状態だろう。
一方、海外の場合は、インフレで家賃は徐々に上がり、出口戦略として、売却&次のより新しく&ハイグレードな住処に買い替えることができる。住むだけでも、月5、6万円前後で、プール&ジム付きの5つ星クラスの家に住めるのだ。
この違いはデカい。
将来はクルーズ暮らし?
ワイの感覚としては、近い将来、家はクルーズ(クルーズ暮らし)という層もある程度は増えていくのではないかと思う。
3か月かけてのんびり世界一周するのだが、海外の豪華客船のコストは、有名どころでロイヤル・カリビアン・クルーズだとか、プリンセス・クルーズあたりだが、こういったところは、タイミングがよければ、早期割引で最大50%引き、というのもある。
ざっくり1日滞在コストは120~130ドル。月にすると約45万円前後だろうか。ここに食事(3食分)、洗濯、ベッドメイキング、医療、電気代などなど、乗ってしまえば、それ以外のコストはほとんどかからない。
だから、固定費のかかる家などは手放してしまって、1日15000円以上、インターネットを駆使して、稼ぐことができるなら、または金融資産を持っているなら、クルーズ生活をしていた方が煩わしい人間関係は一切なく、何年間も海の上ライフを送ることができるのだ(昔は超富裕層だけの特権だった)。
※ちなみに日本の豪華客船、飛鳥は高いだけなので、おススメしない。
持ち物を減らし、頭を柔軟にさえすれば、こういったライフスタイルは実は誰にでも手の届くところにある、ということだ。