今回でイギリス選挙編はひとまずおしまい。
１２１２選挙でボリス・ジョンソンが大勝した場合、無協定離脱になるかは不明だが、
短期的には、混乱が起こるだろう。
だからといって労働党が勝っても混乱で、こっちのパターンは混乱が長引く。
どちらにせよ、軍産官僚が劣勢となる流れは変わらない。
世代交代の転換点はカオスを生むのだ
大きな流れとして英国や米国の権力はそれこそ何百年も続いてきたのだが、これがいよいよ弱くなっていく。
白人に憧れるハリウッド世代にとっては信じられないことかもしれないが、これが国単位での世代交代というやつだ。
そうなるとBRICSなどの中国やロシアのような新興国が新しい経済中心地としてリーダーシップを取っていく時代に入っていく。
思いつくままに書いたが、イギリスのＥＵ離脱問題はどちらに転んでも短期的な混乱、中期的な混乱を生むから、ＦＸなどでエントリーするならリスク承知でやることだ。
見方を変えれば、金（ゴールド）の価格は現在、QEの資金が入っているから、徐々に売り崩されている。
ここからさらにボリス・ジョンソンが選挙で勝ち、トランプ再選となれば、ゴールドの価格はさらに売り崩されていくから、絶好の仕込み時と捉えて、のんびり買っていけばいいだろう。
トランプおやじは「利下げ」をさらにしたい。
米日金利差をさらに縮めたい。
というスタンスだから、ゴールドの買いで本当に利益が出るのはまだ先だから無理することなく、のんびり買っていけばいいのだ。
やっぱり大事なのはコレ
イギリスの総選挙と同時にポンドがぶっ飛ぶのか、ゴールドがさらにジワジワ下落する流れとなりそうなチャートだ（下がるからこそ買いであって、長期保有組にとっては下がってくれないと困るのだ）。
選挙を投資チャンスに変えていくなら、このあたりが注目と同時に警戒ポイントだろう。
結局、大事なのは、何度も書いている通り「大きく負けない」ことであって、確定拠出年金（iDeco イデコ）などは負けはあり得ないから、急落や暴落の逆相関性を持つものは必ず組み入れておくべきだろう。結局のところルール通りにやるだけなのだ。
最後に金（ゴールド）についておまけて書いておく。
結論から言うと、この世の中で唯一にして最大の信用力のある通貨（正貨）とは金（ゴールド）であって、紙幣とは幻想なのだ。
ゼロないしはマイナス金利政策を日銀がやるから、国内に預金をしていても金利はゼロだ。その状態で増税をやるから、可処分所得は減少するわけで、国内に預金していると実質的な収入は減少する。かといって高利回りの商品（ソフトバンクのビジョンファンドなどだ）はババだから論外。
結局、大衆は暴落を待つか、どこかで「金地金」を買うべきだろう。
金地銀のＥＴＦもあるが、あれは金に連動する、というだけで、金に交換できるわけではない。ひとたび金融市場の大混乱が起これば、換金などできないのだ。
銀行預金も預金者と個別銀行との契約に過ぎないからどこまで信用できるのか疑問だ（１０００万円の保証など踏み倒されてもおかしくない）。
こう考えていくと、信用力が落ちないのが金地金であって、地球上に現存する限りあるもので、世界中どこでもいつでも時価で売買できる（ただ金地金は重く、国をまたいだ持ち運びは難しいから、その場合は、コインや純金アクセサリーの方がいいだろう）
金というのは本来の通貨、つまり正貨であって、世界中の国の通貨よりも絶対的に信用度が高い。
だから、各政府や中央銀行は金の価格操作するわけだ。
だから、本来の金地金の価格は売り圧力によって実態よりも相当安値に抑えられているのだ。
つまり、現在価格でもまだまだ伸びしろがあり、下がれば下がる程、買いとなる。いくら増税しようが、消費できない金には関係ないのだ。
ちなみにワイのおススメ、というか実行しているのは純金コイン積み立てだ。ＦＸの利益の一部は常に現物（最強通貨）に代わり、その現物とは金（ゴールドだ）となるのだ。
こういうやつね。
１オンス（約３１グラム）の純金コインなら今の金価格ならざっと１８万円前後となる。
