太陽光発電事業とは国が電力の買い取り保証をしている国策だ。
だから国がお客さんとして電力を継続的に買い取ってくれるから、一度設置してしまえば、後は放置しているだけで安定的に金が入ってくる。
安定したキャッシュフローがあれば、法人化して、さらに銀行融資も活用して手を広げていけば一生安泰だ!
と、一見、どこにも穴はないかのように見えるのだが、それは入り口での話だ。
ソーラーパネルには寿命があり、大体が25年~30年と言われている。
さらにパネルには「放射能」が染み込んでいるから通常での処分ができない。
当然、特別な処分が必要となるため、そのためのコストは高くつく(よって、ワイなら処分する業者の株を狙う)。
土地ごと買っている場合でもなければ最後には更地に戻す必要があるから、処理にかかるコストはさらに膨れ上がる。
つまり、太陽光事業(ソーラーパネル)は25年~30年後の出口から考えた場合、投資によるリターンを亀のようにガッチリ脇を固めて1円足りとも無駄使いしない精神を持っていれば、
そのお金を使うことで更地(処分)にできるのだが、更地にするまでのコストを考えれば、決して楽して儲かる、とは言えない現実が見えてくる(複利が発動しているようで発動していない)。
だからもし仮に積み立てをせず、思考停止で散財してしまっていたとしたら、最終的には大きなマイナスとなるだろう。なぜならソーラーパネルの処分に長蛇の列ができるだろうから、処理価格は高騰するのだ。
よって、ソーラーパネルは時間をかけて育てても「金のガチョウ」になることはない。
太陽光発電で儲かるのはそれに「投資させる側」のみで、25年~30年間、毎月のインカムゲインが入って脇がガラガラに空いた者の生存確率は極めて低いだろう。
入り口と出口は二つでワンセット、という話だ。サラリーマンは不動産ワンルーム投資案件同様、特に注意が必要だ。
追伸
出口をとにかくしっかりと検討&調査することだ。
例えば、ハワイの不動産。
一見落ち度はないようにも思えるのだが、ハワイという土地柄、シロアリアタックに遭遇するなどリフォーム費(メンテナンス費)は常にプールしておかなければならないし、固定資産税もそれなりにかかる。
これを借金して購入した場合、賃貸でのんびり賃貸収入!と望んでも借りてくれる人がいるかどうかは買ってからでしかわからないのだ。誰もいなければ、毎月赤字+為替の影響を受けるから決していいことだらけ、なわけはないのだ。