今年は1月、2月と相場は乱高下。
さらに3月はコロナ相場で一気に膿を出してきているような感じだ。
・ミサイル坊やがおとなしい
・米中貿易戦争も一旦お休み
こういった無風の時は返って怖いもんだと思う。今回は、アセットアロケーションについての考え方を教えよう。
アセットアロケーションとは
アセットアロケーションというのは、運用する資金を国内外の株だとか、債券にどのような割合で投資をするのかを決めることを指す。
ライフプランそのものみたいな感じだと思う。
そして、アセットアロケーション組むとどうなるか?
例えば暴落が起こると、保有株の含み益がすっ飛びます。
しかし、こういった場面で逆相関性を持ったポジション、例えば、金(ゴールド)だとか、FXならクロス円での売り、iDeCo(個人型確定拠出年金)なら利確した分を定期預金で確保(どんな暴落でもマイナスにならない)。
ということで、株だとか債権のマイナス分をしっかり帳消しにしてくれるのだ。
アセットアロケーション=負けないマン戦略?
アセットアロケーションを取り入れている場合、トータルではプラマイゼロになるわけではない、というのが面白いところだろう。
なぜなら長期的にはそれぞれの金融商品が右肩上がりのプラスになっていくのだ。
だから一時的にはマイナスとなっても、その時は帳消しになり、さらに底値で買いを継続している場合、トータルでも長期的にプラスになっていくのだ。
日本人のお金教育の欠陥
「ポートフォリオ」という言葉があるのだが、日本人が教育、義務教育でまったく教わっていないのが
- アセットアロケーション配分
- ポートフォリオの組み方
なのだと思う。
だから貧困問題というのがなぜ日本で起こるのか?
と言えば、この部分をすっ飛ばしていることが原因なのだ(すっ飛ばすと、税金を多く払う人生が待ってます)。
一般の人はそれを知らないから資産を増やすといっても「それまでの道」が見えない盲目状態で生きることになる。
そして、とりあえず「稼ぎたい」となる。
感情レベルで落とし込むと、
「大もうけしたるで~」
という心理状態になるからこれは相場が大好きな感情であって、そういった輩をスパーン!と気持ちよく刈っていくのだ。
結果、なぜかより貧乏になっていく。
まさに今回のコロナウイルス相場で明暗を分けたのはこの部分だ。
相場とは、人の「儲けたい」、「負けたくない」、「一発逆転したい」という欲望の心理というのを市場は利用して、それで刈り取る、ということをするのだ。
ウォーレン・バフェットの教え
世界一の投資家と言われているウォーレン・バフェットの金言は数多くあるのだが、最重要なのは、以下の金言だろう。
それは、投資で成功するには、
第1の原則:絶対に損をするな。
第2の原則:第1の原則を忘れるな。
だ。
これがあらゆる投資、人生の基本思想になる。
だからウォーレン・バフェットは「100億円稼ぎましょう!」とかは言わない。それよりも「負けないことを徹底せよ!」とよく言う。
結果、バークシャー・ハサウェイの株価はこの数十年で2万倍(!?)くらいになっているのだ。
不可能と言われているS&P500のパフォーマンスを大幅に上回っているのだ。だから、この金言の中に人生なり、投資なりの本質がある、ということだ。
どちらも乱高下させてはいけないのです。
乱高下させないために、ライフプランが重要であり、今乗り越えられない壁があっても、10年前から準備していけば、大抵の壁は乗り越えられるのだ。
でもこれを見て見ぬふりをしてきた場合、選択肢は狭まっており、人生を乱高下させることになる。
人生でもっとも重要な本
人生でもっとも重要な本は、
「ウサギとカメ」
または
「アリとキリギリス」
なのだと思っている。
同じ本だけを読む重要性はここにある。