勝利の宴。
オレは数字的には、30代後半。世間的には、アラフォーと呼ぶのだろうか。
昨晩、宴の席にいたのは、
- 元大学教授(植物学者)
- 散髪屋(落語家)
- 元無線技士で世界の海を回っていた金付師
- 歯科医であり、芸術家
そして全員ミュージシャンであり、オール70歳の自由人たちだ。
人間味というか、人生の濃度がまったく違うにも関わらず、オレの話を聞くために毎回招待してくれる。
今日はいくら稼いだとかは、まったく気にしない。もうそんなことは人生においてさほど重要ではなくなってきているのだと思う。
日本において同年代の友が極端に少ないオレにとっては、最高の場。
金よりも、希少性の高い人材になることの方がはるかに重要だ。
金がなくても、そういった人物であるなら、食うに困ることはないと思し、いつでも金は作り出せる。
そう考えると、金そのものの順位は、資産カテゴリーにおいてはかなり下になる。
- スキル
- 人間関係
- 健康
- 金
といった具合だ。
結局は、中身。
国単位でもそう。その国が価値ある、提供できるなら生きられる(伸びる)し、そうでなかれば消えるのみ。
年齢的な価値(若さ)は、瞬間的なものでしかなく、価値としての賞味期限はあまりにも短い。
男でも女でも若さを武器にするなら、歳を取れば捨てられるだけだ。
自分が100歳になっても笑顔でいられる幸せを突き詰めて、そこにフォーカスした方がいいな。
スキルの年利、株の年利
ちなみにスキルというのは、異常な年利をたたき出す。
例えば株などの長期積立型でコツコツ10年積み上げて場合、どこからスタートしても最終的にはパフォーマンスは一定となると言われている。
そう、10年間保有した場合では、パフォーマンスの乖離はほとんどなくなるのだ。
つまり、全世界に投資するような類の投資信託の場合は、買ったら10年持っておけばいい、となる。
さらに保有期間が30年以上になると、株式の平均上昇率は12%程度に落ち着くと言われている。これが「平均への回帰」と呼ばれる現象。
これを最大化させるためには、ひと工夫が必要でその秘訣は既にお伝えした通りだ。
30年で12%ならスキルのリターンというのは、まさに異常値だ。
生涯役に立ち、価値が上昇し続ける上に無税である。
金以外の資産カテゴリーのリターンはまさに異常値なのである。