前回の続き。
前回は森永卓郎さんの年収300万円問題について触れたのだが、
実はそのあと(2013年頃)に
「将来は、年収1億円か100万円に分かれて、中間層が減っていく」
という発言をして当時大バッシングを浴びていのが、ユニクロの柳井さんだ。
この発言についてなのだが・・・ワイとしてはそうなると思っている。そのワケはこれとこれで、じゃあ、どうすればいいのよ?ということの回答だ。
日本全国民(税金をとられる側)が対処すべき案件だからリアルな未来として知っておくといいだろう。特別大サービス編。
年収100万円時代へ突入か?
「将来は、年収1億円か100万円に分かれて、中間層が減っていく」
この発言を補足すると、付加価値をつけて「ビジネス」ができる者はこれまで以上の所得となって行くが、そうでない場合、グローバル化によって世界同一賃金で世界中の賃金労働者の平均に収束していくから100万円となって行くのだ、
ということだ。
付加価値をつけるための「ビジネス」というものは、インターネット上でアウトプットを継続していけば、誰でも身につく話であって、
言い換えれば、継続、信頼された個の媒体をインターネットワールドにどれだけ持っているか、ということだ。
ちなみにワイの楽観論としては、将来は収入などなくても、テクノロジーによる下支えで、そもそもお金を稼ぐ必要はなくなるかもしれないな、と感じてはいる(稼ぐという概念自体が消えて行く)。
自給自足にしてもスマホ一台で完結する時代が来るからだ。
総務省による5G時代のイメージビデオ
にしても、最悪シナリオを想定しつつ、行動した方がいいだろう。
ちなみに世界同一賃金の流れで年収100万円というゾーンに入るのであれば、東南アジア、特にマレーシア、タイ、フィリピンあたりはとっくに超えている。
副業もバリバリだから、だいたい世帯年収で言うと、20万円〜30万円くらいまで迫っているのではなかろうか。
日本の貧困化はどこまで進むのか?
まず世界中(少なくとも東南アジア)の労働者の収入はこれから「日本以外」は上がっていくだろう。
なんせ向こうは昭和の時代で、技術は無料で降って来るわけで、人口もばっちりだから当たり前といえば、当たり前なのだ。
トランプオヤジが奮闘して、アメリカのリーダーシップ(既得権益)を破壊しようとしているのだが、ドルの衰退を考えても、年収200万円は割れて、150万円時代というのは結構リアルなゾーンだと思っている。
これは政治の覚醒が遅れた場合のシナリオで、政治が機能しなければ、
「資本主義」の導入が遅れる(つまり今のように税金などなど、やりたい放題で搾取される)ためそうなれば公務員の収入だけが上がり、それ以外の大衆は年収100万円も見えて来るのだ。
ワイがN国の立花オヤジを応援しているのは、だいたいこんな背景だね。
先進国の転落現象
東南アジアの貧困は場所によってはまだまだカオス状態なのだが、既存の先進国がどんどん貧困化する一方で、今までの新興国の所得水準は徐々にだが上がって行くから、世界経済を引っ張る主役はシフトしてきているのがわかる。
海外なのに日本?
日本全体の所得水準が今後も低下していく流れがある。
こうなった場合の未来は、まず日本企業は大打撃だから、営業利益が出せなくなる。そうなると株価は下がり、負のスパイラルへと入って行く。
これを回避するには、国内では利益が出ないから、海外へ行く。
この動きが最近は特に加速しているから、東南アジアにいると日本にいるような錯覚を覚えるのだ。
「企業経営者」たちは独自の統計データを持っているから必ず市場を前もって分析して、未来を予測する。
※これが経営者の嗅覚とも呼ばれるところで、個人は大抵忙しすぎて未来に対する分析、対応が常にできないから後手にまわるのだ。
その結果、
「これから日本の消費市場は縮小する可能性が極めて高い。生き残るためには、海外市場を取っておかないとアウトだ」
ということなのだろう。
東南アジアは「工場」から「消費市場」に変貌する?
マレーシアにいても、台湾にいても、フィリピンにいても、はなまるうどん、丸亀うどん、CoCo壱番屋、大戸屋、ラーメン屋、無印良品、ユニクロetcが出店ラッシュをしているのだ。
だからホームシックにはならないし、逆にどんどん日本企業が勝手に押し寄せて来るから、海外にいながらにして、日本食は普通で、不便がないのだ。
しかし、これが加速している、ということは逆にいえば、日本国内の消費能力が強烈に落ちているわけで、日本の衰退の予兆でもあるから、国内の賃金はより低下して行くのだろう。
脱出ルートはあるのか?
脱出ルートはある。
インターネットを使って稼ぎなさい。
まず公務員になって、収益の安定化を計って定時に終わったら、個の媒体を強化することに時間を投下しなさい。
こういうことだ。
こちら側では年収数千万円みたいな奴が「高校生」であっても出ているのが現実なのだ。
今までの日本では黙って労働者をしていれば年収500~600万円は保証された時代だったのだろう。
この場合、労働者であることのメリットは大きく、優位性はあった。
しかし、もう時代は変化しているから、「労働者のまま」であれば、どんどん給料は下がるのだ。
それに気づくのは、いつの時代も敏感な若者世代だから、気づいた順に自分で個人事業主となって、ネットを使って稼ぐのだ。
ワイが大学生の頃でも半端ない危機感、空気感はあったわけで、今の高校生たちはきっとそれ以上の空気感を感じ取ることができる奴は大勢いるのだろう。大人を見たらわかってしまったと。
あれ、かっこいい大人いないじゃんと。
以前は会社に就職して、出世競争して、60歳で引退して年金生活。
これが黄金ルートだったのだろうが、言い換えれば、「企業」と「国」に依存していればなんとかなる時代だったわけだ。
今はこれが全部ぶっ壊れているから(表面的には綺麗だけれども)、若者たちは「自分でなんとかするしかない」と感じているのだろう。
この「差」こそが収入を決め、将来を決めて行くのだろうな。
企業(給料)や国に依存する労働者は年収250万円時代、150万円時代、100万円時代に入っていき、
一方、自立心を持って稼ぐ者たちは年収がどんどん上がっていき、柳井さんの予言通り、数千万円〜数億円が普通になって行くのだろう。
例えば、個人事業主で年収300万円というのは、サラリーマンで言う1000万円なのだが、個人事業主の年収は、「個人」が学ぶことを継続していくことで、青天井なのだ。
学び続けることで、年収300万円くらいから、いつしか500万円、1000万円となって行く。
さらに増加した収入は税制上、有利なポジションに分散して行き、散財する隙を見せなければ、やがてはスーパーニートとなって行くのだ。
ワイ → もう冬は寒いところで過ごすのはヤメた。花粉もイヤ。夏もイヤ(暑すぎる)。徐々に収入は増えるが、やることがなくなっていくからブログを書いたり、筋トレでもするわけです。
続く(税金のことなどもう少し具体的な話)