前回の続き。
一言でまとめれば、時間軸から見ても暴落は起こりやすいタイミングに差し掛かっている。
この場合に起こる不況は数年で終わる不況ではなく10年単位の長期的な不況をもたらす。
ということだ。
今回はこの補足版。
国際情勢理解の重要性
投資家という考え方、モノの見方を参考までに書くと、
大きくは
- テクニカル分析
- ファンダメンタルズ分析
という2つの分析法があってこれはコインの裏表みたいなイメージ。
しかし、巷では例えば株だとかFXの書籍で扱うのは、決まってテクニカル分析系がほとんどだ。
これは扱うのが簡単(説明しやすい)ということだからなのだが、実際のところは「長期」で負けないためには、どうしたってファンダメンタルズ分析が重要となるのだ(これを学ばないと相当きついだろう)。
例えば、多額の資金を運用するファンド集団でファンダメンタルズ分析をしていないファンドはゼロだ。
テクニカル分析で言うと、例えば、エリオット波動やダウ理論。
ライン分析やグランビル法則、サイクル理論などなど英知が凝縮したような素晴らしい分析法はあるのだが、これらの「テクニック」の真価が本当に発揮されるのは「ちゃんとしたファンダメンタル分析」と組み合わさった時なのだ。
この場合、世界金融がどうなると、「ハマった時」の利益は桁違いとなる。
ファンダメンタルズ分析者=変人?
例えば、トランプおやじが再選を果たすためにはどうしたって「株価」を意識する。
だからその背景を学ぶ。彼が選挙前に言っていたことを学ぶ(本音)。
※積みあがった債務は再交渉(デフォルト)すればいいや、ということを言っている。
米中貿易戦争の本質を知るなどなど、ファンダメンタルズ分析をして、上昇トレンドが確立&継続性が高いと判断されるところで、ダウ理論やエリオットやサイクル理論やグランビルなどの原理原則がようやくしっかり機能するのだ。
テクニカル分析だけ、では実のところ、勝てない人が「やたら」と多いのはそれが理由だ。
じゃあ、ファンダメンタルズ分析を教えるとなると、どうしてもある程度の文章量を消化することは必須になり、英文を読み解くことも必要となる。
金融にしても債券市場の構造から学ばないと、やっていること、言っていることの意味がわからなくなる。
※お金の流れは、債券市場から株式市場や為替市場に波及するから債券市場が金融の王様なのだ
こういったことを学んで、実践して、株やFXに活かすとなると、それなりの時間がかかる。
さらに日本にはファンダメンタルズ分析を専門にするような「オタクたち」のほとんどが陰謀論者や変人、奇人扱いされる(大衆にとっては不都合な確信を突くような話をするからだ)。
だから確信を突かないから評価される「日経ビジネス」を購読したり(若かりし頃のワイ)、新聞を読もうとするのだが、新聞などはゴミだから、読んでいてもまったく意味がないのだ。
新聞=ゴミ媒体?
ゴミというと言いすぎなのかもしれないが、投資という観点から見た場合は、それに近いのが本当のところなのだ。
だからワイは新聞をわざわざお金を出してまで買うという行為がいまだに信じられない。
なぜなら市場とは「実」で動くからだ。
これがメインで、プロパガンダはサブのサブなのだ。
これを知るために、新聞をあえて読むのは有効なのかもしれないが、負けないための大きな流れは「実」の動きに引き寄せられるのだ。
だから本当の政治経済の「実態」に近い分析ができれば、大やけどをしない、負けない戦略を立てられるし、その上でするテクニカル分析は有効なので、ファンドたちはそのようにして大金持ちたちの資産を増やしている、というのが本当の話。
ワイがファンダメンタルズを書いているのは、ワイが単なるオタク気質であり、指の筋トレにちょうどいいから、というのもその理由。
全員は救えないが、信じる者だけが救われる(かもしれない)。