フィリピン不動産はタイムマシーン投資と言われる。
日本から見ればまだまだフィリピンは昭和であって、人口爆発もこれからだから、それに伴って今後、不動産価格は上がるだろう。
だから日本人にとってはタイムマシーンなのだ、という話。
結論から言う。
次にクラッシュをしたら、不動産よりもフィリピン株がいい。今回はこの話だ。
不動産よりも株がいいワケ
ワイは、約10年前に不動産にするべきか、株にするべきかで悩みに悩んで、不動産にしたのだが、結果はと言えば、株の圧倒的勝利だ。
フィリピン株のインデックスファンド(TOP30で構成するPSE)はこの10年で300%上昇した。
※赤丸の位置がワイが不動産投資を開始したポイント。約10年かけて物件価格は1.4倍程度だ。
そして、利確するにもワンクリックだから本当に不動産と比べると泣けてくる。
フィリピン株に未来はあるか?
その国に住む国民の所得を見ると、その後の未来は大体わかるのだが、この指標は、GNIで見る。
GNIとは、国民総所得(Gross National Product)のことで、フィリピン人たちが「国内外」から「1年間に得た所得」の合計を表す。
出稼ぎ軍団が多いフィリピンでは、外貨も加算されるのだ。
一方で、GDPは国内総生産(Gross Domestic Product)のことで、一定期間内に「国内で新しく生産されたサービス」や「商品の付加価値」の合計のことだ。
ワイとしては、自国民の「所得概念」がより反映されるGNIの方が途上国においてはより信憑性があると思っているわけです。
フィリピンのGNI
フィリピン人1人あたりのGNIは以下の通りだ。
おそらく2020年には4000USDに乗ってくるだろう。
ざっくり今のフィリピン人の1人あたりの平均月収は、35000円~40000円で、GNIが4000ドルを超えてくると、
・マイカーブーム
・TV、洗濯機、エアコン(電気代が高い)の三種の神器が普及
で今がちょうどこのあたり。
さらに、明確に4500ドルを超えたあたりから、マイホームブームがはじまる。
これが先に来ているのが現在のタイだろう。
タイは現在約5500USDが一人当たりGNIだから、まさにマイホームブームが起こり、次のフェーズとして、株式ブームが起こっているのだ。
こうして他国と比較してみると面白い。
フィリピンは2010年に2000USDを越えて、次のわずか10年で国民所得は50%増。
日本と比べると悲しくなるが、とにかく消費に回すお金も増えているのだ。
2020年は明るい一年になると思っているが、早期撤退が無難だろう。
より固く行く場合は、次のクラッシュをじっと待って、こういった国のインデックスファンドを検討すればいい。