小学生の頃、重度のアトピーだったオレはアトピー地獄から脱するにはどうしたらいいのか?
日本の医学界のやり方では、ステロイドなどの薬を使用して、ひたすら症状を抑えることに力を入れるが、抑え続けることで、薬に対しての免疫がつき、薬の量は次第に増えていく。
ビジネスという視点で見れば、完治されたら困る、という見方もできるが、治療を受ける側の問題(考え方)も大きい。アトピーやアレルギーの地獄のような症状を打破するためにどうしたらいいのか。
アラフォー間近となった今、これまでの知恵(英知)を記しておきたいと思う。
目次
アトピー=自分との戦い
アトピーとなった以上、自分と戦うしかない。そしてこの戦いに勝利したら人生が変わるだろう。
戦うとは、
1)どんなに大変でもステロイドを徐々に止めていくこと
ワセリンで薄めたり、ワセリンオンリーとデーを作ってみる。
2)かゆみが発生したら勝負
温冷水シャワー、ガーゼなどに巻いた保冷剤を使う、かゆみ止めクリームの併用などかかない戦いをどれだけできるかだ。
これらのクリームは完全にかゆみが治まることはないが、ある程度の効果はあったと思う(実体験)。
iHerbから確認可能だ。
これをまずは最低でも3か月程度がんばっていく。そこから徐々に代替医療に臨んでいく。代替医療で信ぴょう性のあるものとしては、
刺絡療法(しらくりょうほう)
というものだ。
副交感神経を優位にする働きのある爪の生え際や、体のツボを、一番細い注射針を刺して刺激を与える代替医療
これを数ヶ月継続する。
ステロイドを使用した分、長い時間かけて倒していくわけだ。なぜ刺絡療法なのか、結局のところ免疫系がアトピーやアレルギーに関係していると実体験からもそう思う。
アトピー撃退の可能性を秘めた最新の研究結果
論文としては随分前から指摘されいることで、最新なのか、というとそうでもないが、公の場に、という意味では最新なのだろうか。
簡単に説明すると、
- 「免疫細胞」の「暴走」で体に炎症反応が出るのがアトピーである。
- 腸の免疫細胞の「Tレグ」は暴走する免疫細胞を治める役割を持つ。
- 腸内細菌のクロストリジウム菌の作用でTレグ(制御性T細胞)が生まれる。
- 食物繊維がクロストリジウム菌に良い作用となる。
ということだ。
アトピー撃退栄養素の結論は食物繊維?
1日20g前後の食物繊維を採る。食事面からのアプローチは以上だ。
- クロストリジウム菌は、腸内の「食物繊維」をエサとして食べる
- 「酪酸」と呼ばれる物質が放出される
- 酪酸は腸壁を通り、その内側にいる免疫細胞にキャッチされる
- 受け取られると、Tレグへと変身する
よって、アトピーやアレルギーの場合、腸内フローラ検査をする際に、クロストリジウム菌をターゲットに判断することで、原因となっているかどうかの基準となる。
ここからアトピーやアレルギーを完治させるにはどうしたらいいのか?という疑問・質問が
「オレの腸内でTレグを生み出す機能を最大限に高めるにはどうしたらいいのだ?」
というより具体的な質問になる。
アトピーの原因は腸にある?
だからほとんどの鍵が腸内細菌にあるのであれば、自分の腸内細菌を調べて、足りない「菌」を割り出して、補充することだ。
検査の種類は様々だが、それなりの目安にはなる。
食事面での注意点
テレビはスポンサーがあってのことだから、本当のことは言えないだろう。例えば、牛乳を飲むな!とか(昔、勇気ある某局がやったが、ものの見事に謝罪をさせられることとなった)。
腸の粘膜を傷つけ、炎症を起こす白砂糖や小麦はアトピーやアレルギー持ちは避けた方がいい。
とにかく、できるところからやってみることだ。
- 腸をきれいにする(断食やエネマ)
- 新鮮な野菜と果物中心の生活にする
- 食物繊維を1日20gを目安に採る(サイリウムなど)
- 腸内サプリで善玉菌のエサを入れ続ける
サイリウム、腸内サプリ共にiHerbから確認可能
※最低でも100億CFU以上を選ぶ
※水に溶かすと一気にゼリー状となり、約30倍に膨れ上がるため、飲みにくい、という場合はサプリでもいいだろう。
結果、体内で「Tレグ」を増やすことができれば、これらの病気を倒すことができるはずだ。断食は、決して無理はせず、最初は断食道場などを体験してみるといいだろう。
アトピーは日本人なら克服可能
元々日本人は古くから食物繊維が豊富な食生活だったため、免疫のコントロール力では、世界広しと言えども上位にいるはずだ。
DNAに刻みこまれたこの潜在能力を信じて、欧米的な食生活を徐々に排除し、食物繊維の摂取量を過度に摂りすぎず(大量に摂れば治ると思わないこと)、長く継続していくこと。
これがアトピーやアレルギーを撃退する術の回答だ。