前回の続き。
一般的な労働者を「税制度」から見た場合の見え方について書いておく。
良い悪いの話ではなく、全体のルールの把握をしなければ、どこの住人となれば最も優位性が高くなるのかは見えないからだ。
君は「源泉徴収」を理解しているだろうか?
税制度から見ても、サラリーマンの場合は源泉徴収だ。
「当たり前な事を言うな!」
と思うかもしれないが、源泉徴収とは、「毎月」給料から必ず「税金」を「定期的」に搾り取られる、という制度のことだ。
これを1年で12回やられる。
一方、個人事業主で自立している人の場合の税金は「年」に「1回」だけだ。
1年間で税金を取られない期間が11回ある。
どういうことかわかるだろうか?
取られない間で、稼いだ売り上げを再投資に回し、複利を発動させることができるのだ。
これはFXも同じだ。
例えば、毎月80万円(年収1000万円程度)を稼いでいる個人事業主で毎月20万円前後の税金を取られていたら複利は弱いが、自営族は「自己申告制度」が基礎で、年1回の申告だから、毎月80万円というのは、11ヶ月間は手元に残る。
そこで再投資にある程度は回せるわけだからこれを淡々と毎年繰り返して行くことで、
複利の効果は10年経過した後から爆発的に増えて行くのだ。
これがワイを含めた戦える自営族の特徴だ。
とは言え、複利で爆発的に増えた分に対しては最終的には、年1回とはいえ、税金がかかるのだが、それでも毎月40%前後(これは限りなく50%に近づくだろう)税金で取られて、再投資に回せない労働者と比べると圧倒的に有利なのだ。
だから個人事業主でも300万円の収入の人であっても、翌年は1000万円を越えてしまうなんてことはよくあるのだ。
税制面から考えて見ても、中学、高校生くらいから空気のように個人事業主でインターネットを使って稼ぎ、そこから複利でブンブン回し続けた方が一攫千金が無理でも再現性は極めて高く、爆発的に資産が増える可能性は大いに秘めているのだ。
こういうことは学校では教わらないからこそ、やる意味がある。
労働者=複利が使えない?
つまり労働者とは、毎月40%(少なくとも30%)は取られる者のことだから、
それを年間12回やられたら複利もクソもないだろう。
複利を効率的に効かせられるのは個人事業主なら、個人事業主をまず考えればいいのだ。
見方を変えれば、税制上、日本を豊かにしようとした場合、この毎月の源泉徴収を毎月から毎年に変えるとか、個人事業主であっても1年から3年単位などにすれば、金持ちは一気に増えるだろう。
もちろん官僚たちは、金持ち個人を増やす事を嫌うから、税制は彼らが権限を失わない限り、これからも金持ち個人が増えないように、より強固になる。
だからこれからも「労働者」でいる限りどんどん、年収が下がる人(貧乏になる人)はどんどん増えていくということだ。
労働者時代のおしまい
反論されることであって「言ってはいけない」ことだろうが、労働は趣味だ。
趣味とはお金にならないことだから、労働も趣味。
大学も趣味でしかないから収入増には直結しないのだ。
それよりは自分でインターネットを使って何かしらやった方が儲かるのだ。
ゲームが好きなら、ゲーミング用の環境を整えて、攻略法だとかをYoutubeで実況しまくって、新作が出れば新作のアフィリエイトをすればいいだろう。
では、どういう業種がベストなのか?
この話は明日、話す。
今回は、人類皆個人投資家である以上、複利が効かないなどあり得ない、という事を再認識してもらえればいい。
現実をまず知ること。
尖ったアクションを起こすのは、それからだ。