前回の続きと応用編。
株式の場合、「社会主義国」である日本株だけでは将来のパフォーマンスは期待できない。
よって「資本主義」がしっかり導入されている国の株をやるべきだ。
その見方を説明する。
資本主義国の特徴はコレだ
資本主義が導入されている国の特徴は、
「株価総合指数の上昇」の「高値」と「安値」の推移がきれいである、という点だ。
例えば、社会主義の日本の30年チャートは非常にいびつである。
高度経済成長期までは非常に順調なのだが、そこからは長期投資しようにも、まったくパフォーマンスが出ない暗黒期となる。
こういった国で利益を上げるには、デイトレ主体しか方法がない。
そうでない場合は、含み損を抱えたまま何十年も過ごすハメになる。
だから「勝負する市場を選ぶ」ってのは大事なのだ。
一方米国はどうかといえば、高値と安値の推移が非常にきれいである。
ほかにも
マレーシア
インド
あたりもきれいで、フィリピンもここ20年は非常にきれいだ。
よって、20年~30年チャートを見比べてみれば、その国の特徴(資本主義であるか否か)はおおよそわかるのだ。
労働者優位時代の終焉
これから労働者優位な時代は終わっていく。
その中で個人事業主、個人として「資本主義」のルールが強いところで勝負していく者たちは、相対的に豊かになる時代になっていく。
この場合、いくら掛け持ちしても誰からの規制もないから、収入も青天井だ。
だから時間の経過と共に年収は数千万円、数億円と徐々に引き上げられていく。
その一方で労働者で会社や国に依存した生き方をしている者はどんどん年収が150万円近辺まで落ちていく。
依存が楽だ、というのなら、それだけの覚悟を持って、依存社会の中でのし上がるしかない。
日本は人口ボーナスが一切見込めない。
それどころか少子高齢化の中にあるから、消費人口も年々縮小する。さらに官僚の支配下にあるから、規制が次々と出てくる。
この枠の外に出るには、自立するしかない。
個人事業主として、経費という武器を縦横無尽に駆使して、年1回しかない源泉徴収システムを逆手に取り、11か月分をフルスイングしていくのだ。
今は「まだ」年収250万円時代だが、「既存の労働者」というスタンス自体がもうお得なものではなくなってきてるので自分で稼ぐっていうスタイルが重要な時代に突入している。
世界のトレンドはこうなっている
世界全体がこれからより多極化していくから、昔のアメリカ一強ではなくて、BRICSなどの新興国が各地域で力を持ち、それらがバラバラに成長し、利益をあげていく時代になっていくだろう。
アメリカ、欧州、日本などの「少ない」世界の消費市場はいよいよ変化する。
この大きな世界の流れってのは日本一国の稼ぎ方なんかにも影響するから、今までは「大企業一極」で稼げたものが、そうではなくなってくる、ということだ。
個々がそれぞれ分野で、何かしらの得意分野で稼ぎ出す、という多極化が日本でも進んでいく。
これが上昇トレンドであることはわかりきっていることだから、この流れに乗った方が人生の優位性は非常に高いのだ。
いい加減「働き方」自体を考えなければいけない局面に来ていると思う。