吉本興業問題だが、客観的に外から見て思うのは、
「論点がずれてきている(ずらされてきている)よなー」
この一点だ。非常に巧みに誘導しているのがわかる。
この問題、他人だから関係ない、と思ったら大間違い案件だろう。
吉本興業問題の不思議
そもそも金銭を受け取った芸人だけが悪者扱いされる、というのも妙な話だ(宴会場がホテルなら、ホテルは知っていて会場を提供したことになるのだが、まったく取り上げられない)。
まだまだ日本人の多くは、
- マスコミを疑わない。
- マスコミが叩いたら相乗りして集団リンチに加わるのが好き。
- 特に芸能人のスキャンダルが大好き
という特徴を持っている。TVというのは、ある意味、人を神格化するから、その神格化された個人が堕ちるのは、快感なのだろう。
人の不幸(失敗)は蜜の味。
心理学でも、ネガティブニュースは、ポジティブニュースよりも約7倍の速度で拡散、浸透するから無理はないのかもしれない。
そもそも日本社会は、マスゴミに限らず、人が作っているわけではなくて、「立場」によって形作られているから当然、組織の中では、立場でしか話ができなくなるのだ。
- お金をもらう
- 立場が上がる
- 立場だけの話や判断
マスゴミの場合は、記者クラブの人間でなければ、犬ころみたいな扱われ方をするのだ。
※フリーランスは、立場がないポジション。
少なくともこのブログを執筆段階では、ヒステリックに吉本興業叩きが展開されているのが現状で、それが意図的に「立場」によって切り取られている、という構造だ。
これから起こること
吉本興業が提供する「笑い」というものは、これから警察天下りOBたちによる言論統制で徐々に質が低下していく、ということだろう。
これまで自由にやっていた部分もほとんどがカットされて、放送されない、ということも多くなるはずだ(実際、千原Jrとケンコバがえ?これもカット?とか言っていた)。
簡単に言えば、確信に近づくような表現、ある程度突っ込んだ内容は、テレビでは放送できなくなる、ということだ。
つまり、言論規制がより一層強化されるということだ(テレビが面白い時代はもう終わりだろう)。
誰が一番得をする?
今回の件で、警察が天下り先として吉本興業にコンプライアンス部を作ると、最終的に彼らの権限は、社長と同じくらいの権限を持つようになる。
するとやがて社長も逆らえなくて(今回の件で弱る)、結局そこで最後は警察の天下りOBがコントロールし、反抗的な社員がいる場合は、止めさせる、という流れとなる。
だから芸人さんは今回の件をきっかけにある程度辞めていき、個人もメディア媒体を駆使していく、まさに「自立」の流れとなるだろうと思う。
こういった吉本離れ、芸人の独立(キングコングの西野亮廣さん、オリエンタルラジオ 中田敦彦などなど)は決して偶発的に起こっている動きではないのだ。
なぜって、これからはコンプライアンス部の顔色を伺って
「どういうトークをしてよいか、どういうトークをしてはいけないか」
というのを考えた話をこれからせざるを得なくなるからだ。
例えば芸人の「ツッコミ」で頭を叩いたら虐待だから止めなさい、となれば、最終的にどうなるのか、という話だ。
そして、都合の悪いこのニュースもいずれ削除されていくだろう。
出典元:https://nyu-soku.work/5152/
ざっとだが、会見を見たところでは、マスコミたちは警察の天下りOBを30人受け入れたことは一切触れていないようだ。
この記事に書かれているのは、有識者や専門家らで構成する30人の特別編成チームが結成。
メンバーは弁護士、警察OB、マネジメント統括責任者、コンプライアンス担当役員。
読めば誰でもわかるだろう。
これは民間企業への警察天下りだ(複数回の退職金を受け取る上級国民スキーム)。
最近の流れでも、警察幹部たち、捜査幹部が
「吉本芸人たちに指導する講師」
として招かれて、そこで金銭を受領する。
そして、警察のOBたちは無事、吉本興業に天下りを果たせたのである。おしまい。
日本の構造は非常にわかりやすい。
宮迫さん、ロンブー亮さん叩きがあって、マスコミに洗脳される普通の善良な大衆たちは、突如、獰猛化して、
「反社との付き合いは悪いからこいつらをぶっつぶせ!」
とやる。
でも、宮迫さん、亮さんが会見で言ってるように「その時点で見分けるのは無理だった」ということだ(ちなみに警察でさえわからない)。
でもマスコミが意図的に拡大して切り取って、拡散するものだから
- 宮迫さん、ロンブー亮さん = 悪
- 警察の天下りOBで構成されるコンプライアンス部 = 正義
という流れになった。
一か月以上も(選挙を黙殺して)芸人、吉本は悪いぞ悪いぞー報道をさせて、世論を作り上げて(大衆を洗脳して)最後はしっかりと「本来の目的」であるコンプライアンス部をねじ込むことに成功。
さらに、芸人クーデターで、
「芸人 VS 吉本興業」
の構図でまた洗脳させて、警察OBが30人天下ったという事実(本質)には目をむかないように「作る」。
「警察国家(共産主義)」のシナリオとしては完ぺきだ。
NHKから国民を守る党の立花さん爆弾(証言)
余談になるが、日本の常識は世界の非常識のひとつとして、「警察は正義」と思っている人が大半だと思うが、「NHKから国民を守る党」の立花氏が選挙数日前にや〇ざから脅しを受けていた、という話をしていた(紅白歌合戦の裏舞台でも相撲業界がらみで話している)。
そこでや〇ざは「警察も仲間や」という話を本人がYoutubeでされていた。
警察自体がやくざと癒着しているのは、ドラマの世界だけだと思っているのが大半かもしれないが、これが現実なのだ。
どちらにせよ、吉本問題は日本中に広がった。
つまり、
「吉本の事件って怖いですよね?御社もそういうことがあったら危ないですよね。下手したら倒産ですよ?
だから私たちの警察OBをコンプライアンスに雇いませんか?何かあれば対処(もみ消し)しますよ」
とやる。
吉本興行事件は、単なる芸人の問題ではなくて日本の事業者たちへの行政による攻撃だということだ。
大企業の次は、中小企業、その次は・・・・
と憲法21条言論表現の自由を武器に書いたが、ここまで読める総数も圧倒的少数だろうから、書いてどうなる話でもないのだが、
法21条言論表現の自由すらも骨抜きにされつつある、ということだ。
マスコミに対して、リンチに加わるのではなく、反論できる個人が出現することを祈るばかり。答えのひとつが個のメディア媒体の構築。これを最大、6年かけて作り上げてみて欲しい。切に応援します。