数年前から今後、金(ゴールド)の価格がどれだけ上がるのか、期待値があるのか、という話をしてきたのだが、数年前はこういう話をすれば、大抵は馬鹿にされた。
今は、マスコミも「今こそ金だ」と言い出している。
この一連の動きを見て思う事を書いておく。
金融における最大の武器は逆張りだ
結論から言うと、マスコミが持ち上げたら、特に金融分野においては、急落予兆である、という考え方をする。
ビットコインの時はまさにそうだったが、
- メディアが煽る
- 「無知な大衆」が飛び付く
- その前に仕込んでいる者が撤退する
- 急落する
のだ。
例えば、FXでも株でも誰かが買った、と言ってから飛び付けば、負ける確率が非常に高い。
だから飛び付き的な発想や行動は裏目に出ることが多い。あくまで入るときは、「安い価格」に引き付けて、条件に当てはまったら、買うのだ。
これは金(ゴールド)も同じだ。
世間から馬鹿にされなくなり、「上がった」から飛びついて買う、というのは、非常に危険だろう。
そうではなくて、
基本はマスコミたちが
「金、急落」
と煽った時に買いに向かうのだ。
だから金(ゴールド)を今から買うには、遅すぎる。遅い人でも4000円台後半で買ったところまで、だ。
直近の金価格
1オンス=1560ドル を9月4日の終値でマーク(最高値)。
1オンスは、「31.1グラム」なので、1560ドル を 31.1 で割って、ドル円の為替値段を掛ける、日本国内での「金の値段」となる。
金の高価買取セールです!
一般庶民は、金の高騰ニュースに飛びついて、
「今、金(きん)が高いぞ」
と、貴金属の買い取り店におしかける。
14金のブレスレットだとかアクセサリー、保存していた金歯(きんば)などを、持ち込むのだが、14金などの古い金製品は2,3割の値引きになる。
買う場合も500グラム以下の金の場合は、手数料が掛かって、15000円+消費税の割り増し料金になる。
よって、金はこれから調整が入る可能性が高いと見ているので、買いの場合は、急落待ちがいいだろう。
増税だから早く!と焦らないことだ。
逆張り論
とにかくマスコミたちとは逆を突くのが鉄則。
報道された時点で、短期的には急落の一歩手前だと思っておけばいい。
逆に言えば、ドル円は上がりやすい、ということだ。経済とは、マスコミが不況だと言い出せば、上がり、マスコミが円高だと言えば、調整が入り、円安だと言えば、円高が進む。
大体、こんな感じ。
個人的にはマスコミ(大きな経済新聞)は「逆指標」として使うのが圧倒的に正しい。
これをずっとやり続けている男が、ウォーレン・バフェットだろう。
中国がこれから危ない、という論調の時に中国株に投資したり、メディアに取り上げられないだけで、バフェットは虎視眈々と狙い、出動するのだ。
金のチャンスは、マスコミが教えてくれる?
これから金を新規で買い付けるのであれば、国内価格が税込みで5500円を超えているから持ち上げらえている今は、静観。
その後の急落があれば騒ぐから、その時がチャンスとなる。
これが富豪サラリーマンの戦略だ!
ちなみだが、不思議なものでサラリーマンなのに資産1億円を作っている人間が日本社会には少なからずいるのだ。
そして、彼らの手法を暴露してしまえば(暴露しても、「モノサシ」がないと人は怖くてマネできない)、まさにこれなのだ。
すなわち、マスコミが暴落が騒いだら、買うのだ。
なぜニュースはニュースとなるのか、と言えば、ニュースの元ネタ、第一情報源、上、と言いのかもしれないが、「記者クラブ系」のメディアが存在するのだ。
具体的には、NHK、日経、毎日、読売、産経、朝日などで、これらのメディアで報道される金融報道に関しては、「逆」が強いのだ。
こういったは1つの大きな根拠になり得るので、今の金価格は暴落はなくても、急落は期待できそうだから、これから狙っている場合は、そこからでいいだろう。
FXや株と金(ゴールド)の利確について
通常、FXや株のトレードは決済が数日~数週間ということが一般的だろう。
ただゴールドの場合はどちらかというと、不動産に近い感覚で捉える必要があって、5年10年の長期戦で、押し目を拾っていく戦略が有効だろう。
つまり、長期保有に徹する類のものであって、現物の場合は手数料はそれなりにかかるので、数ヶ月でちょっと上がったから売る、というのは握力が弱すぎるだろう。
すぐに売ってしまう場合、大体が生活費を拡大しすぎて、即金が必要だから質屋に入れてしまうのだろうが、もったいない話だ。
だから長期保有をしていくためには、それができるだけの素質が必要であって、生活費を拡大しすぎないで、その上で戦略上、精神が整う環境、考え方が必要だということだろう。
今回のマスコミの逆張り理論は相当使えるので、覚えておくといい。