前回の続きを書く。
「なぜ株式投資家軍団は桁違いの大金持ちが多いのか?」
の答えだ。
この答えをサラッと読めてしまう、知ることができる人は幸運なのだと思う。
株式投資家の金持ち度がヤバいワケ
株式投資家と言えば、ウォーレン・バフェットだろう。
資産規模は「兆単位」だ(10兆円前後あると言われている)。
さらにその下には、資産数千億円の株投資家がゴロゴロいる。
基本的にアメリカ在住者はFXができない、というのも理由なのかもしれないが、とにかく株で成り上がっていく者が多いのだ。
書籍では語られないウォーレン・バフェットのすごいところは、
「握力」
だ。
おそらく人類最強の握力を持つ人物なのだと思う(人間の姿をしたゴリラなのだと思う)。
握力とはつまり、長期で保有し続ける、握り続ける強さ、という意味だ。
人間とは本能的に長期保有ができない。1年2年と持ち続ける人の方が少ないのだと思う。
しかし、バフェットは保有する。それこそ10年、20年と10年単位で持つのだ。
株の長期保有のメリットはコレ
この場合、最大のメリットとは何か?
と言えば、それが株式投資家を桁違いの大金持ちとする根源でもある、
「株主有限責任の原則」
なのだ。
つまり、
長期保有×株主有限責任の原則
言語化すると、これがお金持ちが生まれる構造なのだ。
FXと株の大きな違い
FXとは「相対価値」の金融商品であり、株とは「絶対価値」の金融商品だ。
つまり、FXの場合、ドルと円の「交換比率」で価格決定されるから、あくまでドルと円の相対価値、比較のような感じで価値が決まるわけです。
例えばですがドル円が110円だとして、1年後に1000円になるか?というと、可能性はゼロではないにしても、まあ、ならないだろう。
もしそうなったとしたら日本円は激弱となり、GDPはドルベースで10分の1程度になるわけで、極貧国となる。
だからここまで行く可能性は低い。
だから現状は、107円~114円前後でまるで誰かが操っているように推移しているドル円の価格というのは、1年後とかに1000円台になることはない、と言える。
なぜならこれが相対価値の金融商品だからであって、相対価値だからこそ、「レバレッジ」が必須となるのだ。
この「てこの原理」を使って、ドル円なら110円が112円になったら為替差益を2円分抜いて、利益にするわけだ。
その際にレバレッジかけないと儲かりづらいから相対価値であるFXではレバレッジが必須となるのだ。
わかるだろうか?
株式=絶対価値商品
株は「絶対価値」の金融商品で、FXと違うのは、株それ自体の価値で評価されるという点だ。
FXの場合はドル円なら、ドルと円の相対(比較)で価格が決まる。
しかし、株の場合はその企業そのもので値段が決まる。
だ・か・ら例えば今年1株300円だった株価が3年後に3000円になる。
こういうことはよく起こるのだ。
ちなみにワイの保有銘柄のひとつ Amazia君もしっかり成長した(2500円で買い、その後「パンダ級」の握力で握っている)。
他にも、オリエンタルランド(ディズニー)の株価はこの10年で10倍になったしこういう例はいくらでもあるのだ。
株やFXに触れていない場合、お金持ちになっている感が乏しいかもしれないが、逆に触れている場合は、とんでもない含み益が出ているのがワイの肌感覚的感想だ。
例えば、iDeCoにしてもそうだし、海外の長期積立のパフォーマンスもえらいことになっとる。まさに「最後の花火」という感じだ。
でも、ドル円の「価値」が10年で1000円になるかというと、それは難しいとなるわけで、だからこそ株=絶対価値の金融商品という言い方をするのだ。
続く