ゴールドについては今回でまとめておく。
重要な話なので、読んでおくことをおススメ。
- 中国の未来はどうか?
- 金のアジア事情
- 金5gどうですか?
- 中国のしたたかさ
- 金価格はまだまだ序の口だった?
- 金塊量=世界の覇者
- 現代の金王レオ・メルメッド
- 金1グラム1万円になる根拠
- 金(ゴールド)編おまけ
- おまけのおまけ(FXとゴールド)
中国の未来はどうか?
ワイは中国(人民元)は短期では悲観的(共産党の崩壊)。
しかし、中長期では注目している。
金のトレンドは非常に底堅いと分析できるから、金の保有量などを考えると、人民元は今は信用力はまだまだ低いのだが、金が担保となっていくと、話は変わってくるからだ。
ちなみに最近の富裕層たちは仮想通貨などにも手を出しているのだが、この「手」とはあくまで余剰金でやっており、ゼロとなっても人生にまったく影響しない状態でやっている(投機とはそういうものだ)。
一方で、本命のポートフォリオ割合で明らかにこの数年で引き上げているのは金ゴールドの割合だ。
これはワイのファンドマネージャーだとか、長期積立の内訳を見てもそうなっている。
だから大声で言わないだけで、富裕層は資産の中での金の割合を高くしているのだ。
金のアジア事情
ワイの肌感覚なのだが、少なくとも、フィリピン、タイ、マレーシア、台湾、韓国。
このあたりを見て回って思うのは、アメリカ(トランプ)は米国債へ資金が流れる道を絶とうとしている、という点(G7とはそもそもドル防衛軍団だから、これをぶち壊そうとしている意味を考えればわかるだろう)。
そして、アジア市場でやたら元気な金市場(実需がある)。
となると、負けないための投資対象としては、現時点では、
- 金(ゴールド)
- 北朝鮮(開国したら)
- イランなどの中東(米軍完全撤退したら)
- 東南アジア(ドルが崩壊して心中したら)
となる。
投機に興味がある、という人にとって金はこの上なくつまらないのだろうが、何もせず、長期で資産をしっかり増やしていく。
死んでもなお評価額は増えていく、ということを望む人にとっては、ゴールドの輝きは魅力的だと思う。
ちなみにワイが書いている時点で、日本ではほとんどが金ゴールドには注目していない。
なぜならいくらゴールドのことを書いてもアクセスが伸びないからだ(それでいい)。
だからこそ注目なのだ。
そして、世間が注目したら、ワイのゴールド記事にアクセスが集まり、このタイミングでもう遅いな、ということがわかるのだ。
金は5gで30,000円程度で買える。
金5gどうですか?
5gで何の意味があるのか?
というと、これは風水(おまじないの類)としての部類なのだが、金(ゴールド)を持っていると運気が上がり、金持ちになる、と言われている。
金持ち、とは紙幣持ちではなく、ゴールド持ち。
お金はお金に集まる、とはゴールドのことを指すのだ。
だからなるべく近くに、できれば身につけていた方がいいと言われている。そして、これはワイの人体実験でもそこそこ信憑性があるのだ。
中国のしたたかさ
結論から言おう。
世界一(偽物ではない)金(金塊)を保有している国は中国だ。
アメリカになっているがあれは嘘っぱちだ。
だから実際問題、中国はどんどん金持ちになっているのだ。
偶然なのかはわからないが、金の不思議さ、というのは本当に奥が深いのだ。
例えば、我々が使っているお金(紙幣)。
これは知っていると思うが、偽物だ。
本当の通貨(正貨)とは、金だからです。
だから金は投資というのもちょっと違っていて、偽物から本物に戻す作業という感じ。
よって偽物をいくら持っていても、偽物でいくら見栄をはろうともワイはまったく興味がないわけです。
金価格はまだまだ序の口だった?
金価格は今はまだアメリカ様なのだが、これは今後、中国だとかロンドンにバトンタッチされていくだろう。
だから、現在の金価格はまだまだ序の口なのだ。
アメリカ主導で価格が決まらない、となれば、金殺しをやる必要がなくなるのだ。
そうしたらどうなると思う?
金価格に影響を与える国=世界のリーダー
になっていくから、そう考えると中国が中心となるシナリオは考えておかなければいけないし、これは金融を学んでいると好き嫌い関係なくわかってしまうのだ。
金塊量=世界の覇者
この構図で考えてみた時、
「今世界一、金(ゴールド)を保有しているのは誰なのか」
なのだが、それは中国とロシアだ。
アメリカはほとんど金を持っていない。
だから余計に金価格が上がる。
さらに中国やロシアが大量保有している金の価値が上昇するから国富(国力)も上昇する。
こうして徐々に新体制の準備が進む。
新体制とは、中国やロシアなどのBRICS(新興国)時代になる、ということだ。
老人から若者へバトンタッチ。
これが自然の法則です。
皆、死ぬからね。
現代の金王レオ・メルメッド
現代の金王レオ・メルメッドは2020年で88歳。
彼もしっかり自分の役割を終えて、これから第一線の舞台から降りていく。
そうなると次の舞台の中心(金価格決定権)は、
- 中国の上海黄金交易所(SGE)
- ロンドン(LBMA)
あたりがこれから現物市場における世界の金価格を決めていく。
もっと言えば、LBMAとは、ロンドン貴金属市場協会ことなのだが、ここの株式の一部は「上海(中国)」が握っている。
だから、中国とイギリスが協力しながら金価格が決まっていく時代となる。
金1グラム1万円になる根拠
最後に出血大サービスで書くと、
金価格は今までは
「先物+実物の実需」
で50%+50%くらいの割合で決まっていたのだが、アメリカによる「先物売り(金殺し)」の力がずっと強かった。
だから実際には「実需価格」が反映されていなかった状態なのだ(意図的にこうした構造になっている)。
しかし、これが是正されていく時代になるから、もし金が正常に「需給」を反映した値段になったらどうなるのだろうか?
先物だけで1g6000円を2020年1月に突破した。
であれば、1g1万円というのは、あながち・・・だとは思わないだろうか。
今までは 「ゴールデンファイブ」と言われていた
- HSBC銀行
- バークレイズ銀行
- ドイツ銀行
- ソシエテジェネラル
- スコシアモカッタ
の値決め5大銀行がこの金の値決め銀行として機能していたのだが、ここにも中国の4大銀行が加わって、既に金価格の決定に影響力を及ぼしている。
世界の金地金取引量の6割が中国にあるわけで、その分の影響力を中国は求めてくるだろう(当然高くしたい)。
だから近い将来、金価格は正常な需給を踏まえたものにこれから是正されていくのだ。
金(ゴールド)編おまけ
もう少し書くと、金保有量は公式としてはWGCが一応発表している。
ランキングでわかりやすいのは以下。
世界の金保有国ランキング:
1位はアメリカで8133トン
これは嘘だ。
使ってしまったからほとんどない。
※トランプおやじも大統領になったら、本当にあるのか見てみたい、と言っていたが、いまだに黙っている(ないから)。
さらにドイツは2位で3366トン。
これはアメリカにほとんど渡していて、返せと言っている(だから持っていない)。
アメリカもないから返せない。
そして中国。
1948トンしか「持っていない」ことになっているがこれこそが大嘘だ。
したたかだ。
実はその60倍である大体6万トンを中国が持っている(中国が持っている米国債を売りさばいて、金を買い、売りさばけばさばくほど、さらに金が上がるのだ)。
ロシアも同じような感じだ。
金塊を持ち大国。
これを元に世界経済、政治が動いていく時代になる、という話です。
おまけのおまけ(FXとゴールド)
FXで言うと、
- 金(XAU)ドルは中長期で買い。
- ドル円は買いは短期にとどめておく。
これが鉄則だ。
金ドルペアがほとんどのFX業者で「ない」のもワケがあるのだ。
わかるよね?