先に書いておくと、
「ファイヤー(Fire)」
とは「火」の意味ではなく、
Financially Independent Retire Early
(経済的に自立した アーリーリタイア)
の頭文字の事のことだ。
ニューヨークタイムズが取り上げているように、最近アメリカの若者たちが目指す先(ライフスタイル)となってきている。
参考記事
今回はこの話をしておこう。
きっとライフプランの概念がぶっ壊れるはずだ(いい意味で)。
ファイヤーおじさんの特徴
アメリカ人だけでなく、先進国に住むものたちは、かなり近いものを感じている。
つまり、彼らは常にプレッシャーのかかる仕事などにはいい加減うんざりしていて、人生の浪費、消耗にしかならないと悟っているのだ。
だからここに気が付いた者から、ライフプランを再構築して、そのための資金をコツコツ貯めて、副業なりをして、自立を目指す。
そして、完全リタイアでなくとも、半分リタイアみたいな状態を目指す人が増えているのだ。
これを「FIREおやじ」と呼ぶ(おやじはワイが敬意を表して付けているだけなのだが、大体こういう話をする年代は同世代だ)。
FIREパターンはこれ
FIREライフを目指す者は大きくは3種類にわかれる。
1つ目のパターンは
・仕事をして数十年かけてコツコツ金融資産を構築する
・ある程度の金融資産が構築できたら「生活費」を極限まで下げる
・ここで目標(FIRE)達成
2つ目のパターンは、
比較的楽な仕事をしながら、人的資本を消耗せず、そのまま10年、20年かけてゆっくりFIREライフに入るパターン。
3つ目のパターンは、
十分な金融資産を構築してから、一気にダウンサイジングをして質素に、でも悠々自適な生活を送るパターン
大体こんな感じ。
だから「FIRE」という言葉はアメリカでは徐々に浸透している言葉でもあるから知っておくといいだろう。
そうではないと、ファイヤーライフを送りたいんだ、と言われても意味不明だと思うからね。
その上でワイがアドバイスしているのは、
- コツコツ型で良し。まずは金融資産を構築せよ
- 可能であれば、ネット系に集約させていこう
- 圧倒的なダウンサイジングを実行しよう
- 投資に回す量を増やし、資産は日本を除く東南アジアで拡大させよう
- 東南アジアならではの鉄板企業株を買ってみよう
- 労働収益ではなく「配当金」で生活を固めていこう
- 徐々に増えていく可処分時間で次の言語を学び、人間的に成長しよう
といったグローバル型FIRE7箇条の提案だ。
例えば、日本でこれからはBOBOS的な生き方をするのだ!
とか、FIREライフを送るのだ!
ファイヤー、ファイヤー、ファイヤー!!!
と言うと、ダルシムですか?(ストツーに出てくるゲームキャラクターの名前です)と言われるかもしれないし、ひょっとすると、変態、変人扱いをされるかもしれないが、英語圏の人で30代半ば前後ならそこそこ通じるし、理解される概念なのだ。
だから場所に関係なく収益を確保できるビジネスだとかスキルを獲得していく、というのは、今後ますます重要になっていくだろう。
もっと言えば、この概念を知らない場合、ライフプランはおそらく行き詰るはずだ。
パソコン一台で稼いで、ダウンサイジングの場を「日本以外」に絞り、そこで言語学習しながら、ゆっくり投資も仕掛けていき、時間の経過と共に言語上達と配当収入を増やして、子供がいれば、学費すらも配当やら家賃収入でまかなっていく、なんていう発想ができないからだ。
もちろん外国で証券口座を開くにはそれなりのハードルがあるのだが、現地で数か月だけでも働いて、銀行口座をつくり、そのついでに開設してしまえばいいだけなのだ。
妙なプライドなど捨ててしまえばいい。
カネが殖える方程式はコレだけ
結局カネを殖やすには、
1.消費を減らし
2.投資割合を高める
というのが王道中の王道であって、その過程でしっかり言語能力も磨いていけば、これはもう立派な
「職業=国際投資家」
になっていくのだ
- 複数の言語を操り、
- 現地人に愛され、
- 筋肉マン。
ワイの中での最強形態がこれだ。そして最後はこうするわけです。
ツイートより:
桃栗3年、柿8年と言うように世の中の大半は結果が出るまで時間がかかる。タンポポ君然り。
— フィジークトモちゃん (@bobostrainee) January 5, 2020
背の高さの約10倍の根を張ってどれだけ踏まれても根の中の養分で復活し成長するのだ。
1年の目標が未達でも10年単位で見たらなんとかなるよ。
才能の根を張り続けた者、ここに眠る、と棺桶に書きます pic.twitter.com/KRV1cqiXdm
おそらくこの考え方とライフスタイル以上に「幸福度」が高い生き方はないのではないかと思っている(感じ方はもちろん人それぞれ)。
少なくともこういった生き方は今後注目されるのではないかと思う。
このBOBOS的なライフスタイル概念を知っているだけでも希少だとは思うのだが、
あとは行動に移せるかどうか、だ。
そして、行動する若者たちから順に人生が大きく変わっていくだろう。
なぜならそういう時代だからだ。
ためらうことなく脱出しなさい。
続く