貯金に力を入れて、支出を減らすことを一般的には質素倹約と言うのだろうが、ワイは違う。
それでは、カネは増殖しないのだ。
今回はこの話。
FIRE編の続きです。
FIRE族たちのお金の使い方
紙幣というのは、人々の信用がともなっている間は、そこにあるもの、という認識がされる。
本来の通貨(正貨)ではないのだが、いずれにしてもこのお金、カネさんを増殖させるには、増殖させるのに適切な「適温な環境」が必須となる。
つまり、カネが好む環境(つまり複利発動される環境)が必要になるのだが、
- 貯金(自動化)
- 支出減(または収入増、またはその両方)
そして、
- きちんとした「運用」
この3本柱が基本戦略となる。
そこで
「負けない運用をして、10年後に複利を発動させていく」
ということになるわけです。
これはワイのようなミレニアル世代ではもはや常識だ(経験ベースで確信しているから)。
だから、こういった者たちの行動、生活の実態を知るとひょっとしたら「驚き」として映るのかもしれない。
なぜなら、稼いだものはほとんど「消費」として使わない。
お金はあるのに、海外のコンドミニアムなどに移って、家賃ベースで大体4万円~6万円のところに住み、日々の空いた時間で語学習得やトレーニングをする。
他の国に行っても、基本は安いホテルに滞在(一泊2,000円くらい)。
食事は質素。
ワイの場合であれば、基本は酵素玄米とみそ汁とプロテイン、あとは若干のサプリがあればオッケー。
これが小金持ちとなったミレニアル世代のリアルな実体だと思う。
どんなに稼いでも消費や支出を無駄に増やすことはしないのだ。
中国人のミレニアル世代が世界経済の主役になっている?
例外があるとすれば、ワイが見てきた中では、中国人のミレニアル世代だろう。
経済が本当に実需で成長しているから、殖えたお金はどんどん消費にまわす傾向がある(だから下品にも見えるのだが、経済成長では大事な人たちだ)。
この姿を見て、下の世代は彼らに憧れて、自分もいつかは豪邸に!いつかは高級車に!
という夢を見るのだが、そもそもその夢は自分の中から出てきた純粋な夢ではなく、植え付けられた夢だからかなった瞬間に空しくなるのだが、これはまた別の機会に書く。
これとは正反対なのが、ワイを含めた先進国のミレニアル世代だろう。
「これから何が起こるかわからないし、経済は不自然だ」
ということを感じながら生きているから危機感が強い。
例えば、預金封鎖のようにどこかのタイミングで財産を没収されることも想定しているから、そのための準備に膨大な時間を費やす。
これが新興国のミレニアル小金持ちたちと先進国のミレニアル小金持ちたちの違いだろう。
だから一概に、ミレニアル世代で多少のカネを持っていたとしても、生息する地域によっては全くお金に対する考え方が違うってこと。
大粉飾金融市場の末路
ただもう先進国のミレニアル世代はしっかりリーマン・ショックも経験しており、今の「ザ・大粉飾金融市場」が崩れていくのは時間の問題だと知っているから、
- ミレニアル世代である
- 節約生活をしている
- 東南アジアを生活の拠点としている
という共通点を持っている場合は、やはりある程度の金融構造だとか世界経済事情を勉強して知っている場合が多いから初対面でも会話ははずむのだ。
だから何が起きても生き残れるように、を大前提に考えるならば、今のタイミングで家を買ったり、生活レベルを拡大してしまったら、それを元に戻すのはかなり難しいのを知っているのだ。
そこは欲しながらも、最高のタイミングでない限りは、見送り、あえて質素倹約に徹し、あまった時間を本当の資産(語学だとか知識としての資産)に分散させるのだ。
ワイからすれば、単純に「負けない投資」を構築していき、そこで複利で徐々に資産は増えいくから、消費で1回限りの超短期的な満足を買うよりも、投資に回して複利で拡大させていく方が断然お得だろう、という考え方をする。
年をとっても、
- 筋肉隆々
- 語学堪能
- 健康
- 小金持ち
で家は年をとって余剰資金ができ「本当の理想」ができてからのんびり買う、作る。
ならそんなに悪くない人生だと思うのだが、どうだろうか?