今回でスタンディングデスク編は最後です。
これまでの話
スタンディングデスクを正しく使う方法についてそれぞれのポイントはこれだ!という話。
またワイの経験上、スタンディングデスクを検討していくと、電動式なのか、ガス圧昇降式なのか(FLEXISPOT VS 山善)、あたりで悩むと思うので、このあたりも合わせて書いておく。
スタンディングデスクを正しく使う4つのポイント
以下はこれまで紹介してきた論文(ピッツバーグ大学)を簡潔にまとめていくと、この4つのポイントがあるよ、という提案だ。
ポイント1. とにかく姿勢を変えよう!
「私たちの体にとって最適なのは、座り続けたり、立ち続けたりすることではなく、ちゃんと動くことだ」
動くとは、外的な部分だけではなく、内的な部分(つまり呼吸も含めての事)だと思う。
とにかく同じ姿勢の弊害はデカいのだ。
同じ姿勢のタイムリミットはあるの?
どれだけ同じ姿勢でいると、健康被害(ダメージ)があるのか?
というのはわかっていない。
ワイの感覚としては、
1.スタンディングデスクを使った立ち作業(1セット目)30分~50分(集中力が切れたら終了。上限は50分)
※休憩5分~10分(腕立て伏せをしたり、懸垂をしたり、自転車をこいだり、いろいろだ)。
2.座った状態での作業(2セット目)30分~50分
※休憩5分~10分
3.スタンディングデスクで再び作業
これを繰り返す、というのがベストではなかろうかと思う。
ポイント2. 姿勢には常に気を配る
いかに立って仕事をしていようが、その際に背筋が丸まっていたら、身体の不快感が出てしまうのは当然だ。
立ち仕事に切り替えた場合は、胸を張った姿勢をキープして行う事。
研究者のチャンバース氏いわく、
座り仕事と立ち仕事を交互にくり返すと、立ち仕事の時間が短くとも、座っているときの姿勢が改善される傾向がある。
とのこと。
つまり、立ち仕事を良い姿勢で行えば、その影響は座り仕事にも引き継がれるのだ。
ポイント3. 慣れないうちは疲労軽減マットを使う
立ち仕事に慣れない人は、ついついスタンディングデスクで全身が緊張しがち。
逆に腰が痛くなる、という場合もあるかもしれない。
この場合、疲労軽減マットを使うのもアリだ。この上に立って作業すればだいぶ緊張感が緩和される。
ワイは足裏マッサージ台に乗ったり、アースマット(電磁波除去ガジェット)の上に乗ったり、ステッパーをやりながらだとか、トレーニングシューズを履きながらで、その時の気分で変えてます。
ポイント4. スタンディングデスクだけに依存しない
身体に悪いのは「同じ姿勢の固定」だ。
だから
「スタンディングデスクさえ使ってればOKだ!」
みたいな発想は間違い。
スタンディングデスクのまとめ
スタンディングデスクをダイエット目的に使うのは現実的ではない。
生産性の向上についてはまだメリットが不明だが、効果が出ないときはスタンディングデスクを正しく使えていない可能性がある。
立ちっぱなしも体にはよくないので、とにかくこまめに体を動かすことを心がける(ここが一番大事)スタンディングデスクの最適な使い方についてはまだ知見の積み重ねが必要ですが、とりあえず現時点ではこんな感じだ。
おススメのスタンディングデスク
過去2台(自分用と家族用)に買って使ったみた結果(少なくとも半年以上)、電動式なのか、ガス圧昇降式なのか(つまりFLEXISPOT or IKEA VS 山善)で迷うところ。デザイン性で言えば、電動式のFLEXISPOTであり、こっちはかなりかっこいいし、楽。
価格は7万円前後だ。
一方で、ガス圧昇降式は自分で上げ下げをするため(電動でない分)コスパがいい。
価格は4万円前後だ。
共にサイズは同じであり、作業をはじめれば、どっちを使っていようが関係ない(
デスクの質感はとてもいい)。
子供もそれは同じで、どっちでもいい、という感じだ(電動式はボタンで遊ばれる)。特に目の高さによって調整できるため、体に余計な負担がかからないのだ。
こんな雰囲気です。
上下させるボタンはこんな感じ。
よってワイとしては、余計なコンセントがなくシンプルな山善のスタンディングデスクとなる(最初はこれで十分すぎるだろう。幅は120cmがちょうどいい)。
デメリットとしては、このサイズの物は大抵そうなのだが、組み立てはゴミが大量に出る。この処理に30分前後。組み立ては1時間前後といったところだろうか(決して難しくはないがやや重量があるため、女性ではこれくらいになるはずだ)。
ということで、仮にこれだけのコストで生産性が46%上昇し、正しい使い方をすれば、健康にも貢献し、集中力も増す。ワイのようなトレードに対して最高のコンディションを常にぶつける者にとっては、試してみる効果は十二分にあり、結果導入して正解だったと言える。
スタンディングデスク(パソコンデスク)編は以上です。