「いつやるの、今でしょ」の林修が高学歴のニートたちに熱弁を振る、
「林修が高学歴ニートと激突!君たちはなぜ働かないのか」
というやつをたまたま見たのだが、なかなか言いことを言うなと感心した。
記事にも出ている。
社会的に成功していくために、偶然的に自分が「やりたいこと」と「できること」をジョブズ型で突き進んでいくのか、
必然的に「できること」と「やりたくないこと(でも社会に必要とされている)」を突き進んでいくのか、
という切り口でのプレゼンはさすがだ。
が、うまく肝心な部分、不都合な部分は編集されたのか言及されていないのだ。
これだけでは「いいことを言うな」だけなので、ワイが重要な点を補足しておこう。
時間の再投資型=勝率上昇傾向にあり?
「インターネットを使って稼ぐ」のは今や中学生でもメルカリを使うなどして「当たり前」の行動になってきている。
セカンドストリートなどで仕入れて、メルカリで売る程度なのだが、これで月5万円前後のおこづかいになるから、「時間」さえあれば誰でもできるのだ。
それで、徐々に資源の「再投資」でコツを掴んで、次々と出てくるツール(LINEとか)をうまく融合させていき、収益を安定化させていくのだが、
以前話した高校生で年収1000万円稼いでいたら、監禁された彼も大体はこんなところだろう(然るべき下積み時代があったはず)。
こういったタイプは、
- オタク気質な人
- ニート
- 研究者(インドア派)
が多かったりする。
1000万円高校生も監禁されるくらいだから、マッチョな男というよりは、ニートなオタク気質だったのではないかと推測する。
時間の使い方を考える
だから稼ぐ人間の特徴的な属性(性格)はそれなりに影響するのだが、本質的な話をすると、
結局のところ労働力を「自分で稼ぐ仕組み」に注ぎ続けてきた場合と、
「他人」を稼がせるための仕組みに注ぎ続けてきた場合(株式会社で労働者をし続けた場合)、
長期積立投資のように、5年、10年の継続組と比べた場合、その差はうまることはないところまで開いてしまうのだ。
これを意識的に繰り返すのには時間大富豪である「ニート」が最適なのだ。
インターネットが当たり前となる前の時代は、「自分で稼ぐ情報」を手に入れる手段は書籍くらいしかなかったのだが、インターネットの登場によって自立できる手段の幅が格段に広がったのは大きい。
だから元ニートでゲーマーだけれど「Youtubeで実況する」というクッションを入れたら、ニートのままお金持ちになってしまっていた、とか集中して取り組んでいたら、稼げるようになって、会社にして、事業主になって、投資もやって…
なんかワイでもできて、人生変わったから、人の役に立ちたいな、みたいな人は結構多いのだ。
だから「ニート」というのは、馬鹿にされるのかもしれないが、この考えはそろそろ改めたほうが良いだろう。
中学や高校卒業後の進路で、
「ワイはニートになる!」
と言えば、頭を叩かれそうだが(教師は進学率が大事なのだ)、
ニートは自分で自立するために、稼ぐ方法を勝手に学んで、富裕層に成り上がって、その後に大学に行きたければ行けばいいし、働きたければ、サラリーマンでもやればいいのだ、と思うのだ。
※大学を含め勉強は「趣味」であって、大抵のことは無料で学べるのだ。
労働者の非効率さ
現在の「日本」で「会社」に入り、そこで「労働者」になる。
これほど非効率なことがあるだろうか?
朝から晩まで拘束されて、もらえるのは手取り15万円で、ホリエモンから会社じゃなくて、お前が終ってる、とか言われる始末だ。
会社族である限り、上司や同僚からの同調圧力で体力、精神力は消耗し続け、高学歴を持ってしまってもはじかれて、気が付けば白髪だらけで、再起不能となり、結果ニートになる。
このタイプの「ニート」は這い上がるのに時間がかかる。だから再起不能となる前に、力をつけることを考えて、自立の過程で遭遇する「失敗の実践」を数多くこなすのだ。
サラリーマンになりたければ、まずそこそこの金持ちになれば、同調圧力など屈することもなく、むしろ跳ね返し、押しつぶすこともできる(そういう場合、同調圧力はかかりづらいのだ)。
「ニート」という出現は、この矛盾に気づいた者たちではないかと思っておる。
暴走族もそうだろう。
でも、声をあげれば社会的に抹殺されるから、家に閉じこもったり、みたいな感じでひっそり生きているのだろう。
起業家
投資家
こやつらの経歴を辿っていくと「元ニート」というのがそれなりにいるのだ。ワイの周りだけの話かもしれないが、元ニートたちは、立派なのだ。
周りの批判は今よりも激しかったはずだ。
その中で、N国党の立花オヤジみたいにパチスロで道を切り開こうとしたり、中古のパソコンを使って、投資やらビジネスやら学んで、失敗して、またチャレンジして、自分のためだけに労働をするから、そりゃー、まあ、成功するのだ。
と、ここまではまだ序の口だ。
なぜ日本の就職活動は他の国には存在しないのか、がわかるとこの国の構造がよりわかるだろう。
明日(年商300億円の元ニート)に続く