日本の常識は“ほぼ”世界の非常識⁉BOBOSミニマリストのつぶやきブログ

世の中の「言ってはいけないこと」はほぼ正しい。BOBOSオジサンから覚醒者たちへの遺言。

関節トレーニングのススメ

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筋肉×関節トレーニング 片足フルスクワット20回×2セット



 

「ジムで筋肉をつくれても強靭な関節はつくれない。」

 

いくら筋肉を鍛えても、関節は強化されないのだ。

 

コレ、10代のオレに言いたいこと。当時は、筋肉たちが鋼のチェーンで繋がっておらず、別々に稼働していたような感じだ。今ならわかる数々のケガの理由。

 


筋力(筋肉)重視がケガとなるワケ


筋肉重視でいくと、「しなやかな筋力」の獲得には届かない。

 

むしろ正反対の方向に進む。

 

これは空手を通して腑に落ちた「アハ体験」だ。

 

腱を深い呼吸と共にゆっくりと伸ばし、じっくり負荷をかけることで、関節は猛烈に強化される(可動域全開だ)。

 

しかし、筋肉マンになろうとすると、トレーニングする可動域は狭く、必要以上の重量を部分に対してかけるから、人間の体の構造上、どうしても関節に問題を抱えるのだ。

 

筋肉は膨らんでも、腱や関節はほぼ何もしていない状態だから、重量が増えれば当然、関節部分は消耗する。

 

例えば、勢いをゼロにした重力のみの片足クスワットをやるとよくわかる。

 

試しにやってみて欲しいのだが、直立した状態から勢いゼロでジワジワと限界まで下げていくのだ。

 

関節が弱い場合は膝、足首周辺の関節が悲鳴をあげて一定の速度を保ったまま可動域全開ポイントまで屈伸することが出来ない。


筋肉の成長>関節の成長

 

筋肉というのは、比較的簡単にデカくすることができる。視覚化できるから、モチベーションにもなる。

 

しかし、関節や腱は筋肉よりもゆっくり強化されていく。そして目に見えない。

 

だから筋肥大が続けば、関節が筋トレパワーに耐えられなくなって炎症を起こす。

 

間違ったスピード、回数で筋肉を成長させ、関節や腱にそのスピードに適応するように強いるのは無理があるのだ。


太くて大きな筋肉=強くて健康な関節

 

を持っているわけではない。


関節にかかわる筋肉や腱を強くする方法


面白いもので、血液は関節の中にはほとんど含まれていない。

 

関節の中にあるのは、滑液(かつえき)だ(下図の黒い部分)。

 

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出典 wikipedia 滑液(かつえき)



 

 

自動車のオイルみたいな役割で、これは老廃物を取り除き、外からの衝撃を吸収し、関節へのダメージを最小限にするクッションのようなものだ。

 

滑液は心臓とは違い、動作させた時にだけ生成されて、循環するという性質がある。

 

ここから考えると、

 

  1. 関節を無視したトレーニングをし過ぎれば、関節が摩擦して、ケガとなる。
  2. 逆にトレーニングを怠けると滑液が刺激(生成)されずに、枯渇していく。


だから、関節の最適化を目指すわけだが、関節トレーニングにおいての最適の方法は、十分に回復するだけの休息時間(インターバル) or 適度なトレーニングとなる。

 

もう一度、思い出して欲しいのだが、関節、特に滑液は動作させた時にだけ生成されて、循環するのだ。

 

車で言えば、オイルを差すような行為が必要となる。

 

これにあたるのが、モーションをストップさせるか、超スローモーションのトレーニングだ。

 

最大負荷のポジションでホールドするようなヨガをイメージするといいだろう。

 

体をプッシュして可能なところまでストレッチして、ホールドする。

 

例えば、ブリッジ。超スローモーションなら片足スクワットなどとなる。

 

ただ片足スクワットはかなりハードであるから決して無理はしないように。

 

動けば筋肉は疲れるが、関節は動かない、または超スローだから、筋トレ以上の消耗はない。

 

頻繁にやっても回復しやすいから、関節トレーニングを土台としたトレーニング法が理想的なトレーニングではないかと思う。


関節への栄養補給はこれで補給され、可動域も広くなる。

 

筋トレは、表面的には、筋力がついて健康的に見えるかもしれないが、あれは細胞レベルで常に負荷がかかっているのだ。

 

だから時間の経過と共に(意識しなければ)柔軟性が失われていく。

 

関節トレーニングは、筋肉で制御される自重トレーニングの最適型だから、理想のストレッチとも言える。これを普段のトレーニングと組み合わせる。

 

結果、老廃物や毒素も排出されやすい体となるのだ。

 

レッツ・ブリッジ!!

 

直立した状態からのブリッジを披露して他を圧倒させよう!