コロナウイルス騒動によって、「緊急事態宣言」という言葉がマスコミによって取り上げられている。
現在の日本の構造は、
官僚に対してこれまで隠していた牙を見せ始めた安部総理 VS マスコミ(その後ろにはしっかり官僚がいる)
という構造になっている。
今回は
「新型インフルエンザ特別措置法」
に新型コロナを入れる、という話なのだが、こういった日常的に使わない言葉はしっくりこない、という人もいるだろうから、ワイがわかりやすく説明しておこうと思う。
緊急事態宣言闘争は何なのか?
簡単に書くと、官僚サイドの政治家たちは安倍総理に対して
「緊急事態基本法などを立法しなさい!」
と猛プッシュした。
しかし、安部総理は、
「私は緊急事態宣言する時期じゃないとおもう」
ときっぱりと断り、さらに新型コロナは新型インフル特措法に組み込むのだ、という流れとした。
結果、マスコミ(官僚側)は激しくバッシング。
なぜか急に怒り出してる。
ワイも最初はこのリアクションが意味不明だったのだが、
この
「新型インフル特措法」(この内容、知ってた?)
を調べていたらなるほどなと思った。
新型インフル特措法って何だ?
新型インフルエンザ等対策特別措置法の内容は以下の通り。
重要なポイントを挙げると、
まず
「アジア国家間での協力」
が盛り込まれている。
危ない時は、アジアが力を合わせて解決するのだ!
ということだ。
つまり、コロナ騒動を口実によりアジアと仲良しこよし、
「ワイは親中の安倍となるのだ!」
という流れとした安部総理。
「おいおい、親中ではなくて、親米だろ!安部君よ、上司である私たちの利権を脅かすな!」
と攻撃するマスコミ。
つまりはこういうことね。
官僚側からすれば、元々は反中、反韓、アメリカ様のスタンスを取ってきたかわいい部下の安部総理(官僚とは政治家から見たら上司だ)。
しかし、ここにきて急に方向転換して、親中、親韓(裏では協調している)の動きを見せてきた。
よって、
「安部め、裏切ったな!」
となり、大バッシングアタックをかける官僚側。
しかしながら政治の世界では、こういったことは日常茶飯で、
「手の平を返す」
という言葉があるように、
「面従腹背」
という言葉が政治の世界にはあるのだ。
めんじゅうふくはい、と読むのだが、
「最初は 本音隠して、おとなしく従ってはいるのだけれど、機が来たら一気に 裏切って本音で戦いに出る」
まさにトランプ司令官がやっているような戦い方なのだ。
そして政治家はこれを必ずやる。
政治家でなくても、出世したい者は誰でもそうするだろう。
最初は好きでもない上司(でも権力を持っている)に好かれようと、媚を売る。
でも本音では、
「このハゲくさ上司め、いつか見てろよ」
と思いながらニコニコ接するわけです。
そして組織に入り、力がついてきて「機」が来るのをじっと待ち、チャンスが来たら一気に引きずり落とす。
心当たりあるだろうか?
キレイ事抜きに、これが政治の世界であり、組織での戦い方なのだと思う。
法的に緊急事態宣言ではない、の意味
画像引用元:
官僚達は この緊急事態宣言や緊急事態基本法の立法をさせたいのだ。
こんな感じ
「おいおい、安部よ。安部さんよ。
一刻も早く新型コロナがそんなに死者が出てないのがばれてしまう前に、でも大衆が不安いっぱい、恐怖いっぱいである今のうちに、大衆どもが俺たち(官僚)の企てに気づく前に緊急事態基本法を立法させなさい。
これが成立すれば、本格的に憲法の自由権の制限が「例外的」に使えるのだよ!
俺たちが好き勝手に民衆を管理、監視、制限することができて、より権限が強くできるのだ!
黄金時代、大日本帝国時代へあと一歩なのだ!」
これに対して、だから「法的に」という言葉を使って、官僚たちを好き放題にさせないよう、裏でアジアと協力しながら、今後も米ドルに無制限に資金をつぎ込ませないように奮闘しはじめた安部総理、ということだ。
「緊急事態宣言」というのは、度を過ぎれば、昔見た映画(傑作だと思う)みたくなっていくのだと思う。