今回は若者たちへ向けた中年おじさんの雑談記事。
若い頃世代は
「年収が高ければ、かっこいい、成功している!」
と思うかもしれないが、これにはさまざまな甘い罠がある。
例えば、税制。
人的資本を最大化させて、収入を瞬間風速的にバブルにした場合、その国が例えば日本であればどうだろうか。
例えば年収1億円を達成した場合、日本では、資本家になろうとするとお上から「けしからん!」というお達し、累進課税というお金持ちになる、なろうとすると罰則しますのルールがあるから、実は半分も残らない。
さらに大抵の場合、収入が上がっていくと、生活コストも見栄代も増える。
そして、大量の固定費だとか、税で奪われたあとにハッと気が付くことになる。
この道は違うな…と。
だから本当の金持ちは『となりの億万長者』に出てくるような人物たちで、
- 目立たない
- 地味(清掃員だったりする)
- 高級車どころか自転車に乗っていたりする
これは実に理にかなった生き方なのだと思う。
生活から資産が切り離された状態だから固定費も見栄代も増えない。
しかしながら、幸福度は拡大するのだ。
お金持ちの基準
海外では大抵の場合、
『年収』
の高い低いはあまり重要ではない(ビザ申請では直近6カ月程度の月収は聞かれることが多いけれど)。
その代わりに、
『資産』
が重視される。
資産とは、投資家の表現方法であるから、ある人にとっては、激レアな時計だったり、絵画だったり、芸術品だったり、証券だったり、いろいろだ。
とにかく現金はあまり持たない傾向にある。
だから橘玲氏の書籍、貧乏はお金持ち(以下)
という表現は非常にクレバーなタイトルだと思う。
ワイはまさにこの橘玲氏が提案する思考をベースを応用した経済活動をベースに生きている、と言える。
1.貧乏になる「仕組み」をつくる(つまり現金がミニマム)
2.1から拠出された武器(現金)で資産を継続的に買う(資本増殖マシーンへ投下)
3.資産を買い続けるのが仕事となるから「資産家」となる
4.現金はないが、時価総額は時間経過と共に増加する
5.資産はもっとも優遇される場所へ本体(本人)よりも先に、または最初から移転させる
と、こんな感じなのだ。
だから、金融ショックが起こると金持ち(厳密には資産を買う、資産家)は、更に金持ちになる、というわけだ。
収入(給料)が高く、威張るのは実に滑稽なのだ。
税務署から目を付けられ、嫉妬され、家族がいれば家族も危険にさらす可能性は増える。
そして、資産がまだ潤沢でないうちからマイホームを30年以上のローンを組んで、買うのも同様に危険だと考える(借金相殺により、資産を買う余裕がその時点で消える可能性が高い)。
未来の家は、もはや木材やコンクリートではなくなっていき、ローンなど組まずとも誰でもすぐに手に入れられるものになるからだ。
建築基準法上の問題は多いが、古い常識層が退場していけば、自然と移動式の家(モバイルハウス)や発砲スチロールを粗材としたエコハウスのようなタイプのものが流行っていくだろう。
実際、既に3Dプリンター方式での建築コストは50万円程度だ。
これに水道やら電気をひっぱっても人件費は限りなくゼロに近づいていくから、せいぜい100万円程度だろう。
続く
追伸
これは非常によくできた広告動画だと思う。
(自由を奪う)30年の住宅ローン 本当に払い続けられるのか、からはじまり、車を買い替えるように家も買い替える、というコンセプトは共感できる。